ピッキングのやり方の基本を覚えよう
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターのピッキングのやり方は、ギターを弾き始めた初心者が最も悩む点の一つです。
というのも、ピッキングには様々なスタイルがあり、どれがその人にフィットしているか?そのスタイルとしてしっかりと弾けているかを自分で判断するのが難しいのです。
まずは基本的なピッキングのやり方をしっかり押さえましょう。
目次
ピッキングとストロークの違い
そもそもストロークとピッキングの違いは何なのでしょうか?
ギターのテクニックとして、この2つの言葉の違いを確実に押さえておきましょう。
ストローク
一般的にストロークというのは、左手で押さえたコードを右手のピックでかき鳴らすテクニックを指します。
英語ではストラムともいい、幾つかの弦を同時に発音します。
ピッキング
これに対してピッキングという場合、単音(時には複数の弦を使用します)のフレーズを発音するために弾く時のモーションを指します。
一般的にはコードのストロークに比べて、よりコンパクトな動きになります。
英語ではシングルストリングピッキングとも言います。
両者の違いを体験してみよう
実際にいくつかの譜面例を参考にしつつ、ストロークとピッキングの違いを体験してみましょう。
コードストローク編
譜面例1.
左手は譜面のコードを押さえましょう。
そして、譜面の通り書かれた4分音符をダウンストロークで弾いてみましょう。
譜面例2.
今度は、譜面の通り書かれた8分音符を全てダウンストロークで弾いてみましょう。
EX編
同じ譜面をダウン、アップの交互のストロークで弾いてみましょう。
シングルストリングスピッキング編
譜面例3.
左手でコードを押さえ、4分音符で各弦をそれぞれダウンピッキングで弾いてみましょう。
譜面例4.
譜面例3ではピッキングする弦が順番に並んでいましたが、そうでない場合もあります。
この例でも、4分音符で各弦をそれぞれダウンピッキングで弾いてみましょう。
譜面例5.
譜面例4と同じコードですが、各小節に8音のパターンです。
この8分音符をダウンピッキングとアップピッキングの交互の動きで弾きましょう。
このダウンピッキングアップピッキングの交互の繰り返しのモーションを、オルタネイトピッキングと言います。
譜面例6.
今度はコードではなくフレーズをピッキングしてみます。
まずは4分音符のフレーズをダウンピッキングで弾いてみましょう。
今回のフレーズでは5フレットから8フレットまでを順に人差し指から小指で押さえます。
譜面例7.
次は8分音符のフレーズをオルタネイトピッキングを使って弾いてみましょう。
左手の指使いは譜面例6と同様です。
まとめ
この様に、コードやフレーズを弾く時に右手がストロークなのか、シングルストリングピッキングなのかが変わります。
まずはこの二つを混同しない様に気を付けなければいけません。
また、シングルストリングピッキングには多くのピッキングスタイルがあります。
様々なスタイルを少しずつ試して、最も自分に適したピッキングスタイルを探していくといいでしょう。