ギター、指先を硬くするにはどのくらいの期間が必要か?
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターを演奏していると徐々に指先が硬くなる人が多くいます。
「エレキギター/アコースティックギター/クラシックギター」、そして使用するギターや演奏するジャンルによっても違いはありますが、特にスチール弦を使用する「エレキ/アコギ」では指先が硬くなる人が多いです。
また、昔は「硬い指先は練習している証拠!」という風潮もありました。
目次
指先が硬くなるまでの期間
ギターを弾いていて指先が硬くなるまでに、どれくらいの期間がかかるのでしょうか。
これには個人差があり、2ヶ月ほどで硬くなる人もいれば、何年も弾いていても全然硬くならない人もいます。
それでも専門学校やスクールの生徒を見ていて、一般的な例を書いておきます。
一般的な例
プロ志向の専門学校生でなければ、1日に30分から1時間くらい楽器を練習する程度でしょうか。
もちろん、休日はもう少し練習時間を増やす人が多いのですが、平均的に1日1時間練習を続けて2~3か月で指先が硬くなり、ギターを弾いても痛くなくなると実感する生徒さんが多いです。
気が向いた時だけ練習する、あるいは仕事で忙しくて数日楽器を触れない人だと、さらに長い時間がかかるか、あるいは全く指先が硬くならないことがあります。
指先が硬くなるのは何故か?
ギターを演奏することで、常に皮膚に刺激を与えます。
そして、水ぶくれができてから破れた後に、その下の皮膚が現れるのですが、この皮膚は敏感ではじめはとても痛く感じるかもしれません。
それでも練習を続けているうちに、上記のプロセスが何度も繰り返され、徐々に指先が硬くなっていくのです。
刺激を受ける皮膚を保護するために角質化するのは、スポーツ選手のマメや、作家のペンだこと同じような状態だと考えていいと思います。
指先が硬くなりにくい理由
刺激を受け続けることで皮膚が硬くなっているということは、一定期間刺激を受けないと元に戻ってしまいます。
そのため、練習が断続的になる人は指先が硬くなりにくいのです。
指先が硬くなるとどうなるか?
硬くない場合に比べ、ある程度刺激に強くなっていると考えれば、長時間の演奏でもあまり指先が痛くならないと言えます。
また、柔らかい指先でフレットを押さえるより、しっかりと弦を押さえることはできます。
ただ、そのようなメリットを得るためにわざわざ指先を硬くしようと考える必要はあまりありません。
長時間長期間弾いていれば、自然にそうなってくるのです。
プロギタリスト全員の指先が硬いワケではない
また、プロの演奏家でも指先が全然硬くない人も大勢います。
皮膚に負担をかけず、無理なく弦を押さえることができれば指先が硬くならないのです。
これからギターを始める人は、指先が硬くならなくても心配せずに、楽しく練習してください。
そして、皮膚が破れたりした時のケアをしっかりして、より長いギターライフを送りましょう。