ギター・ステッカーの綺麗な剥がし方を伝授
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターに自分好みのステッカーを貼って、愛着が湧くギターにすることはよくあります。
しかし、他のステッカーを貼りたくなったり、ステッカーそのものを剥がして元のギターそのもののルックスに戻したい、と考える時が来ることも多いと思います。
ここではステッカーの綺麗な剥がし方を紹介しましょう。
目次
ボディの塗装材をチェック!
まずはボディの塗装剤を確認しましょう。
表面がポリ系の塗料、ポリ系クリアーコーティングである場合と、ラッカー系塗料とでは使える用具が変わります。
パターン1
パターン1はどちらでも大丈夫な方法で、できる限り手作業でステッカーを剥がします。
ステッカー表面のデザイン面は、完全に剥がしてしまいましょう。
その下の粘着剤が塗布されている部分もできる限り剥がしますが、これはある程度残ってしまっても構いません。
次に、残った粘着剤部分を消しゴムを使って擦ると、驚くほど綺麗に剥がせます。
また、ステッカー剥がしに使う消しゴムは、百均の消しゴムよりMONOなどの粘度の高いもの(消しゴムカスがまとまりやすいもの)のほうが効果が高いです。
完全にステッカーの粘着剤を取り除くまでは気合いのみ!
消しゴムの半分くらいを使うことになるかもしれませんが、ボディを傷めず一番安全に完全なステッカーの剥がし方です。
パターン2
パターン2は、ステッカーを温めて剥がす方法です。
粘着剤は熱で剥がしやすくなります。
ドライヤーなどで熱を加えて、徐々にステッカーを剥がしてみてください。
ポリ系塗料に貼られたステッカーならこれでも完全に剥がせると思います。
ただし、温めすぎるとギター本体を痛めるので注意が必要です。
また、ラッカー系塗料の場合、コーティングが薄いと木目の中に粘着剤が残ることもあるので、その場合は消しゴムで残った部分を剥がしましょう。
パターン3
ポリ系塗料の場合はある程度塗装面の強度もあるので、ステッカー剥離剤を使うこともあります。
ステッカーの端から、徐々に剥離剤を染み込ませて剥がしていきます。
ただ、ポリ系塗料の場合でも塗装面が曇ったり、塗装面を痛めることもあります。
まずは目立たない場所で、塗装面に対しての剥離剤の影響をチェックしましょう。
(※剥離剤を使う場合は、あくまで自己責任で使ってください)
また、ラッカー系塗料の場合は塗装面を浸食してしまうので、剥離剤を使うのはやめておいた方がいいです。
ステッカー剥がしに必要なものは?
ステッカーを剥がす際にはボディを傷つけないために、「手・指・爪」を使うのがベストです。
それ以外では、ゴム製のスクレーパーという用具もボディ材質を傷つけない意味では有効です。
これらを使ってステッカーを剥がしましょう。
木製・金属製のスクレーパーはボディに傷が付くので、絶対に使わないように!
ガムテープを使うのもあり!
残った粘着剤を剥がすために消しゴムを使うことを紹介しましたが、ガムテープでペタペタ繰り返し剥がしていくこともできます。
ただし、紙製のガムテープでは、ガムテープ自体の粘着剤がギターボディに残ってしまうこともあります。
布製テープを使えば粘着力も強力かつスピーディに剥がせるので、是非試してみてください。