ギター初心者必修のコード・トライアド
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
今回はジャンルを問わず最も使用頻度が高いコード・トライアド(3声和音)についてを解説していきます。
トライアド(3声和音)とはその名の通り「ルート・3度・5度」で構成される3声の和音。
メジャートライアドとマイナートライアドの2種類をマスターしましょう。
目次
基本解説
譜面上でのトライアドの様々な表記は下記の通りとなります。
その全てが同じものを表しますが国や教育機関によって違う記号が使われているので、一応その全てを知っておくと様々な場合に対応することができます。
トライアド | |
---|---|
メジャー | マイナー |
C | C – |
C M | C m |
C maj | C min |
C MA | Cmi |
C △ | – |
ルートに対して長3度が含まれるメジャートライアド、短3度が含まれるマイナートライアドは基本的な知識として6弦、5弦をルートとして押さえる事ができるようにしなければなりません。
なおこの他にもメジャートライアドの5度を半音あげた(増5度)オーギュメンテッドトライアド、マイナートライアドの5度を半音下げた(減5度)ディミニッシュトライアドもありますが今回の動画では触れてはいません。
まずは基本のメジャー・マイナートライアドからマスターしましょう。
このコードを押さえるポイントは3度のコードトーンが存在する弦を確実に鳴らすことです。
6弦ルートのトライアドなら3弦、5弦ルートのトライアドなら2弦の事ですが、この弦が他の指でミュートされていたり充分な押弦力がなくて鳴り切っていないとトライアドの意味が薄れてしまいます。
そして多くの弦を一度に押さえるバレー(セーハ)のテクニックが頻繁に使われているので、無駄な力を使わずになるべく無理のないフォームで押さえる練習が必要です。
1弦から6弦まで均等な力で押さえるより実際に鳴らすべき弦だけをしっかり押さえるようにフォームを工夫することで、ステージでの長時間のコードプレイが問題なく行えるようになります。
もちろんある程度の筋力も必要ですが、それよりも無駄のないフォームをつくる事が重要になってきます。
オープンコードの注意点
開放弦の振動幅は押弦の振動幅より大きくなります。
そのため開放弦を使用したコード(オープンコード)では特に押弦している指が開放弦に触れていないこと、開放弦が振動した時に振動で押弦している指に触れないことに気をつけてください。
また弦が古くなると、押さえた音と開放弦の音の音程差が目立ってくるので、あまり古い弦で弾くことはおすすめできません。
オクターブピッチ調整がうまくできていないギターでも、フレットを押さえた音と、開放弦の音程差が目立つので、その場合はオクターブピッチ調整も必要になります。