ギタリストなら覚えておきたい音作りの基礎知識

アンプ JVM410H

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

今回はギターの音作りの基礎について説明します。

音作りというものはテクニックの練習に比べて後回しにされがちなジャンルですが、実は非常に重要な要素です。

 

良い音であるという事は、「聴く人を第一印象でキャッチできる」という事です。

対照的に、どんなに良い内容の演奏をしても音が良くなければ、誰も長い間聴いてはくれません。

その位大切な音作りについて、基礎からじっくりと考えてみましょう。

目次

基礎的かつ重要なこと

音作りで重要な事は他の楽器とのサウンドバランスを考慮するという事です。

太くって重いギターサウンドが好きと言っても、ベースとキャラクターがかぶるような音作りをしても、アンサンブルとして良いサウンドにはなりません。

また、大音量でかっこいい音が、音量を下げた時に同じようにかっこいいとも限りません。

その意味で気を付けるべきいくつかの点を押さえておきましょう。

注意点

1.音量が変わると機材のセッティングが同じでも違って聴こえるため、アンサンブルの編成や音量によって様々なセッティングを準備する。

2.他の楽器とのサウンドバランスを考慮して、自分の楽器が埋もれない音色やトーンコントロールをする。

3.部屋によって変わる響きを考慮して、最適な反響感を作る。

 

音作りが上達しない理由

ローランド JC-120

客観的に判断できる環境でなければ音作りはなかなか上達しないため、バンドの演奏を録音してみるといいでしょう。

この時に凝ったレコーディング機材は必要なく、スマホのアプリなどで充分です。

それを実際に聴いてみて、全体の中でのギターの音色やバランスはどうでしょうか?

アンサンブルでの音色やバランスに関して、上級者に聴いてもらってアドバイスを受けましょう。

上級者のアドバイスが一番の近道

音色やバランスについては、同じレベルの人が何時間話し合ってもなかなか解決しません。

専門学校でも、この音色やバランスを上達するため、アンサンブルクラスが必修になっています。

そこでベテランのミュージシャンにアドバイスを受けるのです。

全体のバランスを考える

ギターが埋もれるからといってギターの音量を上げて解決しない場合もあります。

場合によっては、ベースの音質を変える事でギターの音が抜けてくる事もあります。

これらのミキシングテクニックを、リアルタイムに駆使する作業になります。

はじめは自分だけで判断せず、上級者、経験者の意見を聞く癖をつけましょう。

 

練習と本番の違い

ストラトタイプ

自宅での練習とバンドでのリハーサル、本番での音作りは違います。

自宅での練習では、バンド演奏の時ほどの音量を出す事はあまりないと思います。

そういう意味では、自宅での練習時は自分のとことん好きな音色に拘ってみましょう。

そして、そこで見つけたベストなサウンドをバンド演奏でも作れるよう、試行錯誤を繰り返していけば良いのです。

本番の場合、自宅に比べてディレイやリバーブ、歪みのセッティングを比較的下げていく方向になります。

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