ギターでセッション・初心者が押さえておくべきこと
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターを練習していくと、他の楽器と音を合わせたくなってくるものです。
自分だけで練習する事ももちろん大切なのですが、ベースやドラム、ボーカルなど他の楽器、メンバーと一緒に音を出すことで、個人で練習する以上に多くのことを学べます。
今回は、そんな機会を得ることができる、初心者向けのセッションについて紹介します。
目次
そもそもセッションって何?
セッションとは大きく分けて二つあります。
クローズドセッション、またはセッションライブといわれるものと、オープンセッションです。
セッションライブ
セッションライブとは、普段パーマネントバンドとして一緒に活動していないプレイヤー同士でメンバーを構成してライブをするというものです。
セッションライブではあらかじめメンバーが決まっていて、見ず知らずの初心者が突然参加することはほとんどありません。
オープンセッション
もう一つはオープンセッションといわれるもので、今回はこのセッションについて紹介します。
ある場所に集まった様々な楽器プレイヤーが、入れ替わり立ち替わり交代で演奏します。
セッション会場には、各楽器のホストプレイヤーがいます。
そのため、仮に参加メンバーに偏りがあって、ギターは多いけどベースはいないといった状況を避けることができます。
そして、順番が来たらステージに上がって、他の楽器プレイヤーと一緒にセッションすることになります。
ホストプレイヤーによって進行する
プレイヤーの順番を決めたり、どんな曲をやるのかしっかり会場で整理するためにも、ホストプレイヤーによる仕切りが必要です。
初心者にも親切なセッションでは、数週間前から演奏する楽曲を公表したり、リクエストを受け付けてくれる場合もあります。
古参の親切なプレイヤーがいれば、そのセッションでのルールを色々と教えてもらうこともできます。
どこに行けば参加できる?
ロック、ポップス、ジャズ系などある程度ジャンルごとにスタイルを分けたセッションが各地で開催されています。
ライブハウスのスケジュールを見てみると、「毎週○曜日はオープンセッション!」などといったスケジュールを見つけることができます。
また、練習スタジオで定期・不定期に開催されるセッションもあります。
スタジオに告知が貼ってあったり、スタジオオーナーに聞いてみるのも良いでしょう。
最近では、インターネットのメンバー募集サイトなどでセッション開催を呼びかける方もいます。
その他にも、楽器店の店員さんに聞いてみると、様々なセッション情報を教えてくれることもあります。
初心者が飛び込んでも大丈夫?
「初心者OK」となっているセッションならもちろん大丈夫ですが、最低限のルールやマナーはあります。
ただ、セッション会場ごとにルールが変わってくることも多いので、ここでは一般的なセッションルールだけをリストアップします。
1.セッションで演奏される曲を練習してきていること。
2.チューニングが合っていること。
3.楽器セッティングに時間がかかりすぎないこと。
4.音量や音色などをその場に応じたものにできること。
(※一人だけ音が大き過ぎるなど、バランスが崩れると他のプレイヤーの迷惑になります)
5.他の人が演奏している時に、大きな音で練習したりしないこと。
これらのマナーを守って、是非セッションに参加してみてください。
また、見学オンリーでも大丈夫なセッションも多いので、いきなり参加することが不安であれば、あらかじめ下見してセッションの雰囲気を掴んでおくといいでしょう。
曲の構成はどんな感じ?
決まっている曲をアルバム通りに演奏する場合なら問題ないのですが、場合によってはその場で構成を変えたり、構成を作ったりすることもあります。
ステージでこれらのことをみんなでパパパっと相談して演奏する場合もあるので、頑張ってステージ上での打ち合わせについていきましょう。
ただ、あまりにも複雑な構成でセッションすることはほぼないので、あまり心配し過ぎなくても大丈夫ですよ。
このような流れを把握して、是非セッションに参加してみましょう。
もちろん初めは不安ですが、友達と一緒にいったり、親切なプレイヤーやホストプレイヤーに色々教えてもらって、個人練習ではゲットできない経験をすることはとても大切です。