マーシャルアンプを使った音作りの方法

アンプ JVM410H

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

ギターの音造りで押さえておきたいアンプの一つがマーシャルです。

その中でも、スタジオなどでよく見かける「JCM2000」の音作りを中心に、セッティングの特性やコツを紹介します。

この記事を読んだら、是非一度リハーサルスタジオに入って実際に試してみてください。

マーシャルアンプ(JCM2000)の音作り

それでは、マーシャルアンプ(JCM2000)の音作りについて解説していきます。

チャンネルについて

JCM2000には、「クラシックゲインチャンネルA」「ウルトラゲインB」の2チャンネルが搭載されています。

そして、スイッチを切り替えることで、チャンネルAでは「クリーン」と「クランチ」サウンドを使い分けることができます。

チャンネルBでは、「リード1」と「リード2」の二つのサウンドを使い分けることができます。

フットスイッチでこれらを使い分ければ、4つのサウンドをコントロールできる非常に便利なアンプです。

チャンネル別の大まかな特徴

チャンネルAの「クリーン」はクリーンサウンド
チャンネルAの「クランチ」はごく浅く歪んだクランチサウンド
チャンネルBの「リード1」はオーバードライブサウンド
チャンネルBの「リード2」はディストーションサウンド

また、リバーブは各チャンネルごとに設定することができます。

イコライザーについて

イコライジングに関しては、まず「トレブル/ミドル/ベースの」3バンドのイコライジングから設定します。

このアンプのデフォルトサウンドが比較的ドンシャリにあるので、この設定からトレブルを上げると耳が痛くなったり、ベースを上げるとボワボワと輪郭がぼやけます。

そこで、最初はトレブルとベースを10-11時程度(=控えめ)に設定してみましょう。

その後はミドルを少しずつ上げながら、バランスの良いサウンドを見つけ出します。

この時点でどうしてもトレブルやベースが物足りなかったら、少し足しても問題ありません。

最後にプレゼンスで倍音域を調節します。

その他のスイッチ

TONEシフトスイッチは、中域をカットするスイッチです。

デフォルトサウンドがすでに中域をカットしてあるサウンドなので、実はあまり使用しません。

スイッチをONにした時とOFFにした時の違いは、実際に自分の耳で聴いてみるといいでしょう。

DEEPスイッチは、低音域の中のさらに低域をブーストするスイッチです。

オンにすると非常にヘヴィな音になりますが、これも輪郭がぼやけないように注意してください。

練習用小型アンプの場合

マーシャルMG10

マーシャルの練習用アンプでも、かなり高品質なサウンドを作ることが可能です。

あくまで練習用のサウンドだと割り切って、大音量のサウンドとは違う方向性を狙うのもいいでしょう。

大音量での音抜けを考えなくて良いので、「中域/低域」を強調します。

高域に関しては、アンプサイズから自然に稼げることが多いです。

この状態でゲインを高めに設定し、倍音を多くした状態で練習するマーシャルユーザーも少なくありません。

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