ギターの値段・初心者が見落としがちな5つのポイント

ギターを購入するに初心者の生徒から最も相談されるのが値段についてです。どれくらいの値段を目安に考えれば良いのでしょうか。同じ楽器でも様々な値段設定によって弾きやすさや将来的な耐用年数が大きく変わっていきます。ここではそれらのことも踏まえて実際にスクールで生徒に伝えている幾つかのポイントを紹介します。

 

①値段が安ければ良いわけではない
ギターは値段によってセッティングの精度に差があり、そのセッティング精度や使用しているパーツなどによって値段が変わってきます。そのためあまりに安いギターを購入してしまうと弾きにくかったり、ノイズが多かったりと演奏時のストレスが大きい場合がよく見られます。その結果ギターを弾きたいというテンションが下がってしまったり、ギターそのものから離れてしまうことにもつながりかねません。そのため、ある程度のセッティング状態のものを経験者の方と一緒に実際に楽器店に行って選ぶことか、より楽しく長くギターを楽しむための初めのポイントになります。


②エレキギターの場合、アンプやアンプシュミレーターなど付属の機材も必要

エレキギターなど、電気回路が搭載されているギターでは、ギター本体だけを購入しても、しっかりと音がなりません。アンプやオーディオに繋いでエレキギターの音を作ったり、さらにはエフェクターを繋いでイメージする音色を作っていく音作りという作業が待っています。
アンプやエフェクターは様々なサイズ、値段があり初めはどれを買うか迷ってしまいますが、初心者向けのアンプは低価格で様々なエフェクターを搭載しているモデルもあります。ROLANDのCUBEシリーズなどは価格帯もサイズもバリエーションが多く、初心者の方がギターを始める時に購入するのにはおすすめのアンプといえるでしょう。
また、練習であまり音を出せない場合、ギター用のヘッドフォンアンプにも幾つかの必要最低限のエフェクターが搭載されているものもありますのでこちらもおすすめです。


③同じ値段なら中古楽器がお得?

ギターに限らず、中古の楽器は古くて程度が低いと一概に言えません。もし予算が限られているなら、中古楽器を購入することも検討しても良いでしょう。もちろん楽器の状態はその場で確認して購入することが前提になりますので、経験者の方に同伴してもらって、状態の良い中古の楽器を選ぶのを手伝ってもらえれば、値段相応以上のクオリティのギターを探し出すこともできます。


④同じ値段、同じモデルでも当たりハズレがある

同じ値段、同じメーカー、同じモデルでも楽器は保管状態や製造時の細かなセッティングの差によって当たりハズレがあります。新品でも、この当たりハズレが存在します。そのため、この面からも経験者の方に同伴してもらって購入時に様々なアドバイスを受けることができれば初心者がギターを選ぶ際にハズレのものを同じ値段で購入してしまう失敗は少なくなると言えます。


⑤メンテナンス用品の購入

初心者がギターを購入する時に、見落としがちなものがメンテナンス用品です。毎日の練習の前後にギターの弦をクリーニングするフィンガーイーズと言われるスプレーや、演奏後のギターから汗や水分をふき取るためのクロスと呼ばれる布、練習前に必ず行いたいチューニングのためのチューナーなど数多くの付随品もギターの購入時に同時に購入することがおすすめです。そのため、ギターの値段だけではなく、それらのメンテナンス用品の値段も考慮してギターを購入する予算を設定することが重要です。また、ギター購入時にこれらの用品をまとめて購入することで値段を割り引いてくれることも多いので、頻繁にお店に通って楽器店の店員さんとコミュニケーションを取れれば、初心者がギターを購入する際、値段以上の特典も期待できなくもありません。
この時にも元々その楽器店に以前から通っている経験者の方と一緒に来てもらえれば、店員さんとの交渉も自分一人でするより安心です。


まとめ

初心者の方が何も知らずに一人で楽器店に行ってギターを購入するということは少しハードルが高いものです。上に挙げたような様々なポイントで経験者の方に同伴してもらうメリットがありますので、可能な限りそういう方と一緒にお店に行って、値段相応以上のギターを楽しく選ぶことができることを体験してください。

コメントをどうぞ

サブコンテンツ

このページの先頭へ