ギターのノイズの対策で知っておくと役に立つこと

前回の記事ではエレキギターをアンプから出力した時のノイズの原因について紹介しました。今回はその原因を踏まえた上での対策を考えていきます。場合によっては驚くほど簡単にノイズを軽減できることもあります。それが無理ならリペアというように自分でできることをやった上で修理を依頼するという選択肢も持つことができます。

 

 

前の記事で書いたように発生するノイズは二つの大きな原因に分けられ、その対策はそれぞれ違ってきます。

一つ目の原因である外部からのノイズへの対策

 

電磁波のノイズ

携帯電話や蛍光灯の電磁波、またDTM環境でのパソコンとギターの距離の近さからノイズが発生しやすい為、それらの機器との距離をできるだけとることでノイズが軽減できます。

演奏中に携帯電話をアンプの上に置いたりギターの近くのポケットに入れていたりする人はまず携帯電話を離してみてください。

蛍光灯についてはある意味避けようがない場合もありますが、蛍光灯以外の電球が使える場合、蛍光灯を切ってみてください。

DTMでの作業中、パソコンとギターの位置が近い場合、数十センチで良いので離れた位置で作業するようにするだけでノイズの軽減につながります。

このように外部からのノイズは発生源となるものとの距離を物理的にとるという対策をすることで実は大きく差が生まれる場合が多いです。一度ぜひ試してみてください。

 

コンセントからのノイズ

外部のノイズ発生源としてコンセントからのノイズは幾つかの対策方法を知っておくと良いでしょう。

アースを取っているコンセントの場合、アンプ側の電源コードのアース端子をしっかり接続すること。
写真1参照

ノイズフィルター・ノイズキラーを内蔵したタップコードを使うこと。

アンプにグラウンドスイッチが搭載されている場合、グラウンドスイッチを切り替えてみてノイズの量が変わるか確かめること。

コンセントのノイズについてはこれらの対策をすることで結果が変わる場合が多いです。

 

写真1

 

二つ目の原因である機材から発生するノイズに対する対策

 

エレキギターの配線から発生するノイズ

エレキギターの内部配線の劣化や接続不良、ポットの劣化などが原因で「ガリガリ、バリバリ」というノイズが発生する場合、配線を修理する必要があります。

ポットなどの場合、接点復活剤というスプレーである程度の対策はできますので、一度それも試してみると良いでしょう。

アース線の接続不良の場合、「ジー」というノイズの大きな原因になります。

メーカーによっては初めからアース線を取っていない場合もあります。

最近ではCARVINのホールズワースモデルでアースを取っていなかったために、アースの追加作業によるノイズ対策をする必要がありました。

 

エフェクターからのノイズ

この場合は個別にまず調べる必要があります。

歪み系エフェクターはゲインをあげれば「シャー」というノイズが発生するのは避けられません。

そのためにゲインを下げて自分の好みの音色にならなかったら、そのエフェクターを使う意味がなくなってしまいます。

このような場合はノイズゲート系のエフェクターを使うことでノイズは解消できます。

ただ、ノイズゲート系のエフェクターはボリューム変化が大味になってしまいがちなので、そのバランスも考えなければいけません。

このノイズゲート系のエフェクターによる対策はまた別の記事で詳しくお伝えします。
またデジタルディレイやデジタルチューナーなどと、歪み系エフェクターの電源を同じアダプターから取ることでもノイズが発生しやすくなるので、このことが原因の場合、歪み系エフェクターだけ電池駆動にすることで対策できます。

 

アンプからのノイズ

アンプもノイズの原因を作りやすい機材です。

ゲインを上げた時の「シャー」っという高めのノイズはゲインを必要最小限のレベルまで下げることでノイズ対策をします。

ボリュームやトーンノブのパーツ劣化によるガリノイズの場合、先に挙げた接点復活剤を使ったり、ポットそのものの交換によってノイズをなくすことができます。

これらの作業はリペアショップのアンプを持ち込むことになるでしょう。


今回はエレキギター、アンプ周りのノイズの対策について紹介しました。詳しい機材の紹介などは別の記事でお伝えしますのでお楽しみに!

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