フィンガーピッキングを使った簡単ブルース進行

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

今回はフィンガーピッキングを練習するために、3コードのブルース進行を使ってみましょう。

様々なジャンルのセッションで、非常に多く演奏されるブルースの基本的なコード進行を覚えつつ、コードストローク以外のフィンガーピッキングのバッキングの基本を一度に練習できる、一石二鳥のトピックです。

目次

ブルースのコード進行とは

3コードのブルースは、その名の通り3つのコードで演奏されます。

あるキーのトニックをIと考えると、IV、Vのコードを合わせた3つのコードになります。

ここでは「キー=A」のブルースを使いますので、使用されるコードはA、D、Eをルートに持ったドミナントセブンスコードです。(※A7、D7、E7)

様々な教則本で「12キーすべてを練習しましょう」と書かれたりしますが、まずは一つのキーでしっかり練習することで、後になって様々な方向に発展させる時の大きな土台となります。

 
Aブルースコード進行の解説

ブルース進行(Aマイナー)改

12小節のブルース進行は4小節を1段落と考えると、3つの段落で構成されています。

A7が4小節続く第1セクション、D7とA7が2小節ずつの第2セクション、E7、D7、A7、A7が配置される第3セクションです。

これを基本として幾つかのバリエーションが生まれますが、このトピックでの譜面例では、2小節目にD7(IVコード)を加えてあります。

これをクイックチェンジというので覚えておきましょう。

 

もう一つ、12小節目にE7を加えることで、1小節目に戻る感覚を強く感じさせることができます。

これは初歩的なターンアラウンドの例です。

 

演奏する上での補足

今回のトピックで使用される譜面例では5弦、6弦のルートや5thを親指でダウンピッキングしてみてください。

そして4・3・2弦のコード部は4弦から順に人差し指、中指、薬指でピッキングします。

タブ譜の形を丸覚えするのではなく、各コードのコードフォームを頭でイメージしながら、その一部を演奏していると意識することで、将来的に様々なコード進行に対応できるようになります。

 

ブルース進行を演奏している楽曲

Stevie Ray Vaughan(スティーヴィー・レイ・ヴォーン)
「SCUTTLE BUTTIN’(スカットル・ バッティン)」

Scott Henderson(スコット・ヘンダーソン)
「Hole Diggin’(ホール・ディギン)」

Derek Trucks(デレク・トラックス)
「Preachin’ Blues(プリーチン’・ブルース)」


あまりに数多くのギタリストがブルースを演奏しているため、代表曲や代表的なミュージシャンをあげればきりがなくなってしまうほどです。

そのため、今回は普段ロックを聴いている人にも比較的に取っ付きやすいギタリスト&楽曲を挙げてみました。

これからブルース進行のフィンガーピッキングを練習しようと考えているなら、まずはこれらの楽曲から練習してみてはどうでしょうか?

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