運指をスムーズに行うために覚えておきたいコツ

ギター 指の長さ01

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

ギターの演奏は、左手の運指(フィンガリングテクニック)と右手のピッキングテクニックの組み合わせです。

その左手の運指のコツや注意点を今回は考えてみましょう。

ちょっとした意識や練習方法の違いが大きく結果に現れるものです。

目次

最も多い原因・対策

運指がスムーズにできない原因の多くは、フィンガリング時に指を必要以上に動かしてしまい、無駄な動きが多くなることです。

押弦する指以外の指がフィンガーボードから離れ過ぎていることでも、次に起こる運指のスムーズさを妨げてしまいます。

そこで、以下の点に注意して練習してみてください。

注意点

1.押弦する指が確実にフレットを押さえるように、まずは非常にゆっくりなテンポで練習する。

2.その際、押弦に使用していない指がフィンガーボードから離れすぎていないように確認する。

3.なるべくリラックスした状態をキープできるように気をつける。
(※押弦する指が必要以上に力んでしまうと運指のスピードが上がらないため、さらに無理にスピードを上げようとしてノイズが増えたり、無駄な動きが増えます)

4.人差し指以外の指は、フィンガーボードに対して指が垂直に押弦するようにする。
(※他の弦に接触することで起こるノイズを軽減でき、押弦の力を必要以上に使わなくてすみます。

5.人差し指だけは隣接弦をミュートしながらのフィンガリングになるため、常にミュート状態を作れているか確認する。


これらの点を注意しながら、ゆっくりなテンポで丁寧に繰り返してフィンガリングのフォームを整えていけば、将来的にスムーズ、スピーディーなフィンガリングをすることが可能になります。

 

ハイポジションの低音弦

ギター 高さ 01

ハイポジションの低音弦は、誰もが押さえにくいと感じるところです。

フィンガーボードの幅が広くなり、押弦しようとする指が届きにくくなるためです。

そこでいくつかの点を注意しましょう。

注意点

1.親指がネックの上から握りこむロックフォームから、親指がネックの裏に置かれるクラシックフォームにしてみる。
(※クラシックフォームにすることで、各指の可動範囲が広がります)

2.左手の手の甲を前に出すことで、各指の可動範囲を広げる。

3.前後のフレーズやリフを工夫して運指をアレンジしてみる。


3についての補足解説をしておきます。

場合によりますが、6弦の15フレットの音は5弦の10フレットにもあります。

異弦同音と言うのですが、これを活用すればあまりハイフレット過ぎて実用的でない運指(フィンガリング)を、より押さえやすい運指(フィンガリング)に変えることが可能になります。

 

ピッキングと運指のタイミング

オルタネイトピッキング

押弦した直後にピッキングすることが、ギターの基本的な発音テクニックです。

しかし、スピードを上げようとして雑に練習してしまうと、押弦する前にピッキングしてしまったり、フィンガリングとピッキングのタイミングがずれたままフレーズを弾いてしまうことも起こります。

まずは非常にゆっくりなテンポから、全ての音が綺麗に発音されている状態をキープしながらテンポアップするようにしてみましょう。

また、オルタネイトピッキングでの小さな空ピッキングのモーションをはじめは入れることで、よりタイトなタイミングで右手を動かすことができます。

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