コード弾きに慣れたら単音弾きにも挑戦しよう

Gコード オープンコード

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

ギターを始めてまずコード演奏を練習する初心者が、次にトライして欲しいのが単音弾きです。

単音弾きにも様々なシチュエーションがあります。

コードを押さえてアルペジオで弾いたり、曲のイントロアウトロや曲中のソロを弾く事もあります。

今回はそれらに挑戦する際の注意点を考えてみましょう。

目次

コードの次は単音弾きに挑戦!

なんとなく苦手意識を持ってしまっている人に理由を聞いてみると、単音弾きの練習を始めるときの曲のチョイスに問題があります。

現代の「ロック/メタル」のギターのテクニックは70年代と比較すると非常に進化してしまっているので、それら現代の「ロック/メタル」をはじめにトライすると、いきなり大きな壁が立ちはだかる事になります。

コードストロークと単音弾きのフォームの違い

コードストロークでは右手は肘付近を支点として動かすため、ブリッジに右手を置く事はほぼありません。

単音弾きでは、ブリッジ付近に右手の手首や手のひらを置いて安定させます。

このように根本的なフォームから大きく違うので気をつけましょう。

単音弾きをする時、コードストローク同様に右手を浮かして演奏しようとすると右手が安定しないので、非常に難易度が高くなります。

この違いを知らずに単音弾きをトライして、苦手意識を持ってしまっている生徒が多かったです。

 

バッキングとの切り替えが上手くいかない

オルタネイトピッキング

上に挙げたフォームの切り替えもこの問題に繋がりますが、もう一つ大切な切り替えがあります。

それは音色や音量など、「セッティング」の切り替えです。

特にエレキギターの場合、コードストロークの演奏時と単音弾き(リードプレイ)で音色を変える事が多いです。

クリーントーンでのコードストロークから、ディストーションサウンドでのリードプレイが代表的です。

このエフェクターの切り替えは、普段の練習から慣れないといけません。

練習段階から意識しておく

本番だけうまくやろうと思ってもなかなかうまくいかないので、エフェクターの切り替えの練習を毎日の練習に取り入れてみましょう。

音量的にも多くの弦をならすコードストロークに比べ単音弾きの方が音量が上げにくいので、ボリュームコントロールも必要になります。

これらのコントロールの壁を乗り越えれば、コードストロークと単音弾きの切り替えが驚くほどスムーズになります。

 

単音パートにコードをかぶせる方法

エレキ フィンガーピッキング 01
バッキングでの単音パートにコードを付けて演奏する時はまずその部分のバンドスコアをよくみましょう。

一番上の段にコードが表記されていると思います。

また、それが見つからない場合でも幾つかの方法でコードを探す事ができます。

 

ベース音がそのコードのルートを演奏していないでしょうか?

キーボードパートが弾いている音はコードになっていないでしょうか?

これらの情報をヒントに、あとは自分の聴感でコードを付けていきます。

最終確認

実際に音源に合わせて鳴らしてみて違和感があれば、その部分をやり直します。

音楽理論を学んでいれば、あるキーで使われるコードがあらかじめ予測できるので、それらの中からベストなモノをチョイスしましょう。

それでも最後に必要になるのは自分自身の聴感です。

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