ギター、フィンガーピッキング(指弾き)は爪で弾く?
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターでのフィンガーピッキングの際、「指先で弾くのか?」「爪で弾くのか?」という質問をよく受けます。
フィンガーピッキングという言葉から指弾きをイメージする人も多いのですが、指先・爪それぞれに音色やニュアンスに特徴があり、このやり方でなくてはいけないというルールはありません。
状況に応じて、よりフィットする方法を選べばいいと思います。
目次
指先、爪それぞれの特徴
クラシックギター系の教則本では、この疑問について詳細に書かれている事が多いです。
指先で弾く場合、爪で弾く場合の一番の違いはズバリ音色です。
指先で弾く場合
指先で弾くと、爪で弾く場合に比べて、より温かく丸みのある音色になります。
また、ピッキングの強弱を比較的付けやすいといえます。
爪で弾く場合
爪で弾く場合、指先で弾くより、輪郭のはっきりした明るい音色になります。
ピッキングの強弱はもちろん付けられますが、指先に比べて爪はダメージを受けやすいため注意が必要です。
エレキ・アコギでもク同様の特徴あり
エレキギターやアコースティックギターのようなスチーム弦でも、同様の特徴に分かれます。
また、クラシックギターのナイロン弦に比べ、アコースティックギターのスチール弦はテンションが高く、爪へのダメージがより大きくなることにも気を付けて下さい。
爪で弾く場合の爪の長さ
個人差はありますが、あまり爪が長くなりすぎるとピッキングをコントロールしにくくなります。
また、爪が割れやすくなったり、日常生活のちょっとした事で爪を傷つけてしまいます。
以下の長さをまず基準に考えて、ピッキングの個人差で最終的に調節しましょう。
右手指先をテーブルの表面などにコツコツ当ててみます。
先に爪、後から指先が当たるようであればOKです。
この状態でギターを弾いてみて、指先の肉が爪より先に弦に当たらないようにしましょう。
この時爪が少し短く感じる人は、1、2日分だけ爪を伸ばして、再度試してみてください。
日常的な爪のケアが重要
最後になりますが、爪で弾く場合ケアが非常に大切です。
中には、爪の上にガーゼを当ててそれをアロンアルファで固めたり、乾燥して先端からパリパリ割れていかないよう、保湿液を使うギタリストもいます。
少しでもひび割れたり、爪の表面がカサカサと剥がれてきたら、すぐに対策を取りましょう。