耳だけでギターをチューニングする方法
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
今回は耳だけでギターのチューニングを行う方法を解説していきます。
様々な状況でチューナーを使わずにチューニングしなければならないことがあるため、耳だけでのチューニングも覚えておくべき方法です。
目次
必要となってくるケース
チューナーのバッテリーが切れてしまった時やチューナーが故障した時は当たり前ですが、より音楽上の理由でもその必要が出てきます。
ピアノなどその場で瞬時にチューニング出来ない楽器とアンサンブルする場合に、仮にピアノのチューニングがギターと違っていたら、ギターの方がチューニングを合わせなければなりません。
具体的なチューニング方法
一般的に最近のピアノアンサンブルではA=441-442であることが多く、ライブハウスによってはその間の微妙な音になっている事も少なくありません。
この場合はまず基準となる音をピアノや他の楽器に出してもらいます。
基準となる音を出してもらう
「Eの音を下さい」といって出してもらった音に6弦を合わせます。
音叉のチューニングと同様に音が揺れないようになったら6弦のチューニングは完了です。
その後は以下の手順でチューニングしていきます。
音叉を使ったチューニング方法はこちら⇒音叉を使ったギターのチューニング方法
チューニング完了までの流れ
手順1.
6弦5フレットを押さえて出たAの音に5弦開放弦を合わせる。
手順2.
5弦5フレットを押さえて出たDの音に4弦開放弦を合わせる。
手順3.
4弦5フレットを押さえて出たGの音に3弦開放弦を合わせる。
手順4.
3弦4フレットを押さえて出たBの音に2弦開放弦を合わせる。
手順5.
2弦5フレットを押さえて出たEの音に1弦開放弦を合わせる。
耳で合わせる場合の注意点
ここで6弦から1弦までチューニングしたことになりますが、耳でチューニングしているうちに多少の誤差が出る事もあるので、6弦と1弦の音がずれていたら、上記手順を何回か繰り返してください。
最終的に全ての音がチューニングできるまでにかかる時間が少なくなればなるほど、他のメンバーを待たせることがなくなるので、普段からこの方法も練習しておきましょう。