【ギター】手首の腱鞘炎には要注意!原因と対処法をお教えします
ギターの練習を長時間続けたり、極端なフォームでハードなフレーズを弾くことを長時間続けると、手首をはじめとした無理がかかっている体の部位が炎症を起こしてしまいます。
そして、手首に炎症を起こした状態が慢性的に続くと、腱鞘炎という非常に大変な症状にまで発展してしまいます。
一度腱鞘炎になると完治しにくく、またその部分が再発しやすいために注意してください。
目次
腱鞘炎になりやすい原因
まずは、フォームが良くないことが大きな原因になります。
初めてギターを持った方が独学で教則本や動画で演奏を学ぼうとする時、手首の位置や向きといったフォームの形成に時間をかける方は多くありません。
なぜなら、フォームを形成するための練習は、とても地味で退屈なものだからです。
そのために、より興味を引きやすい内容に目がいってしまい、結果的に正しいフォームを形成する前に様々な技術を手に入れようとして、手首を痛めてしまうのです。
初心者の時期こそ先生について、正しいフォームや出音について客観的に判断してもらいましょう。
正しいフォームを手に入れることができれば、長時間の練習でも体を痛めないので、長期的に見れば非常に大きな差が生まれます。
脱力を意識する
ただし、正しいフォームを手に入れるだけでは、手首の腱鞘炎を避けることは難しいです。
フォームの次は、「脱力」ということを考えましょう。
同じ音を押弦してピッキングするにしても、その押弦に必要以上に力が入ってしまっていては手首に負担がかかってしまいます。
また、必要以上の力で押弦するということは、音程をシャープさせる原因にもなります。
必要最小限の押弦力をコントロールすることで手首の負担を減らし、腱鞘炎の対策になります。
症状が出た場合はどうする?
演奏するたびに手首に痛みが走るようなら、無理をせず医者に見せましょう。
ほとんどの場合、痛み止めや消炎剤を処方してくれます。
ここで気を付けなけらばならないのは、痛み止めや消炎剤は対症療法でしかありません。
その時に一時的に手首の痛みを軽減させてはくれますが、根本的な治療ではないのです。
炎症を無くすために
根本的に炎症を無くすためには、まず完全にギターの演奏をお休みしましょう。
これはとても辛い事ですが、今後一生の演奏時間を左右する重大な決断です。
早ければ2週間、ひどい時は半年もかかる事がありますが、炎症が無くなるまで原因となった手首の動きをしないようにしなければなりません。
フォームを再確認する
次にやるべき事は、ベテランのギタリストにフォームから習う事です。
今までと同じフォームで演奏してしまっては、腱鞘炎の再発を避ける事は難しいのと、再発しないように練習すると練習時間を減らさなけらばなりません。
なるべく多くの練習時間をかけてギターを上手く弾けるようにするために、初期段階ほど徹底的に正しいフォームをマスターする必要があるのです。
一度そのフォームを手に入れることができたら、その後は独学でも構いませんが、とにかく正しいフィンガリングフォームとピッキングフォームを手に入れることが、手首の腱鞘炎などのトラブルを回避して、より長くギターを弾くことの近道となります。