中古ギター購入時の失敗しない選び方
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターを購入する際に中古のギターを購入するということも考えられます。
中古のギターでも、とても良いコンディションながら定価の半額以下で買えたりすることもあれば、買ってから不良品と分かってがっかりするものなど様々です。
ここではギタータイプ別の失敗しない中古ギターの選び方を説明しますので、是非掘り出し物を探してください。
目次
中古ギターの選び方
ギターのタイプ別に中古ギターの選び方を説明する前に、「どのような状態でギターが保管されているのか?」というお店の状態をチェックしましょう。
ギターに関わらず、楽器は温度や湿度に非常に影響を受けやすいのです。
まずはお店に入ってみて、商品が直射日光を浴びていたりしないかチェックしてください。
また、雨の日でもドアが開けっ放しのお店はできればはじめから避けた方が無難です。
湿度によって、ネックやボディが歪んだりよじれたりしやすいのです。
ちゃんと温度や湿度をケアしている中古楽器店では湿度調節機が設置してあったり、商品に直射日光が当たらないように配慮されています。
その上で、タイプ別に中古ギターの選び方を説明していきます。
エレキギター
エレキギターの場合、アンプに繋いで音が出るか、ボリュームやトーンコントロールノブを回して、ノイズが出ないかを確認しましょう。
内部の配線が劣化している場合、実際に音を出してみないと分からないのです。
そして、各フレットを押さえて弾いてみてビビったり、音が詰まったりしないか確認します。
フレットが削れ過ぎていたら、フレットを打ち換えなければならない場合も多いので、中古の購入値段だけでなくプラス数万円は予算を見なくてはなりません。
ネックに関しては、単純に順反りor逆反りになっているのならトラスロッドを回して調整できますが、ネックが波打っていたり、よじれていたら致命的です。
そのため、実際に経験者にネックの状態を確認してもらうのが無難です。
クラシックギター
電気系統のチェックは必要ないのですが、中古のクラシックギターの購入は非常にデリケートです。
各木部やペグ、ナットなど全てのパーツがしっかりと設置されてなかったり、見えない部分に木材の割れやヒビがあったら、演奏時に共振ノイズが発生することがあります。
これは非常に小さな音の場合もあり、しっかりとそれらの音をチェックするためには、周りが非常に静かでなければなりません。
そのため、試奏専用室や試奏のためのレンタルスタジオがないお店では、購入をあまりお勧めしていません。
大きな店舗でBGMがかかっていたりしては、これらのクラックノイズが聞き取れません。
静かな雰囲気のお店で、しっかりと確認しましょう。
アコースティックギター
基本的にはクラシックギターと同じように、クラックノイズの確認が重要です。
エレアコのようにアンプやモニターを通して出力できるものは、エレキギターと同じようにアンプを通して試奏してみましょう。
アコースティックギターは弦のテンションが非常に高い楽器なので、保管状態が悪ければネックの反りが大きくなる傾向があります。
開放弦、ローポジション、ハイポジションそれぞれの位置でフレットを押さえて弾いた時にバズノイズが出ないか確認してください。