自分に合ったピックの持ち方を見つけよう
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターを演奏する時は、コードストロークでも単音弾きでもピックを使用することが多いのですが、今回はピックの持ち方について詳しく説明します。
ジャンルやスタイル、演奏するギタータイプ別に様々なピックの適性があるので、それらをしっかり把握してストレスのないピッキングを目指しましょう。
目次
様々なピックの持ち方
ピックの形状には幾つかのバリエーションがあります。
ティアドロップ、トライアングルがその代表ですが、それらをホールドする右手のフォームは以下の通りです。
【1.人差し指と親指が直角に交わるフォーム】
(※親指の腹と人差し指の側面で挟むことになります)
【4.中指と親指でピックを挟むフォーム】
(人差し指を補助的にピックに当てるギタリストもいます)
ピックがズレる理由
もしピックがズレてしまう場合は、以下のポイントをチェックしてみてください。
ピックを挟む力が弱すぎる
この場合、弦に当たったピックがその当たりに耐えられずにズレてしまいます。
ピックを挟む力が強すぎる
この場合は、ストロークそのものも強くなりがちです。
ピックを挟む力が強すぎるとピックの弦への当たりも強くなり、ズレないようにさらに強くホールドしようとする悪循環が生まれ、どんどんズレていきます。
指先の乾燥or汗ばみで滑ってしまう
メンタルな理由から、指先に多くの汗をかいてしまう場合もあります。
このような状態を回避するためには、滑り止めのついたピックを使ったり、穴の開いたピックを使ってみましょう。
弦に指が当たって痛いのは?
ピックを深く持ち過ぎてしまうと、ストローク時にピックを持つ指先まで弦に当たってしまいます。
特にピックを持っている人差し指の爪付近が接触しやすいので、ダウンストローク時にチェックしてみてください。
また、ピックを深く持っていなくても、ピックを持つ角度によって同じように指先を痛めます。
最もよく起こるのは、ピックの先端が上向きになりすぎてしまう状態です。
この場合も、ピックより先に人差し指の先端が弦に接触しやすくなるので気をつけましょう。
持ち方の使い分けについて
結論から先に書くと、バッキングとソロでピックの持ち方を使い分けることが多いです。
ソロでは全般的にコンパクトなモーションをするため、比較的深めにピックを持つ傾向がありますが、バッキングではスタイルによって様々なフォームを使い分けます。
メタリックな高速のバッキングでは、ソロと同じようなフォームが使われることが多いです。
コードストロークやファンクのカッティングではより大きくピッキングをするため、ほんの少しピックを軽く持ったり浅く持つことで、弦に対する当たりを調節できます。
これらが理由で、ソロとバッキングでピックの持ち方が変わってきたりするのです。