ノイズの出し方を覚えて効果的に使ってみよう

ストラトタイプ

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

ギターの演奏上、場合によってはノイズすらも意図的にコントロールすることができれば、非常に効果的な演奏テクニックになりえます。

特にディストーション系サウンドでの演奏では意図的なノイズの出し方によって演奏をより激しく聴かせることが可能です。

そこで今回は、いくつかのノイズの出し方・コントロールについてを説明します。

目次

フィードバック

アンプ JVM410H

エレキギターは、弦の振動をピックアップが拾い、アンプから出力します。

アンプからの出音が弦に再び振動を与え、その振動でまたアンプから音が出る・・・という循環を作ることで、フィードバックノイズを出すことができます。

アンプの音量が大きい場合、演奏しようとする前に「キーン」というノイズが意図せずに出ることがありますが、これがフィードバックノイズです。

 

普段はこのノイズを出さないようにミュートして演奏しながら、いざ必要になった時にミュートせずにフィードバックさせて使います。

延々とサステインのある音が続くので、非常に効果的です。

アンプからギターの角度によって出やすかったり出にくい向きや位置があり、フィードバックノイズを出すため、その時だけ立ち位置を変えることもあります。

 

ピックスクラッチ

ピックの持ち方2

ディストーション系サウンドの演奏中に、低音弦をピックの側面で擦ってみてください。

ゆっくり動かせば「チリチリ、ジリジリ」というノイズを出すことができ、勢いをつけてこすると、「ギャーン」という迫力のあるノイズを出すことができます。

ピックの角度や擦り付ける範囲によって音色が変わるので、実際に色々と試してみましょう。

 

ただし、これを多用するとピックの側面が削れてギザギザになります。

普段ピッキングする部分がギザギザになると、ピッキングがスムーズに行えません。

そのため、うまくピックのお尻の部分を使ったり、ピックを立てる角度を調整して、弦やピックの負担を最小限にしつつ、かっこいいスクラッチノイズの出し方を見つけるとよいです。

リフの途中でこのノイズをうまく使うことで、スピード感のあるリフが演奏できます。

 

ドリルなどを近づける

電気的な信号音やモーター音をピックアップで拾うことで、「ギュアーン、ギュイーン」という攻撃的なノイズを出すことができます。

携帯電話や時計のアラーム、電気ドリルや電動ハブラシなどなんでもOKなので、様々な音色を出してみてください。

エディ ヴァン ヘイレンやポール ギルバートも、実際にライブで使用したりしています。

 

エフェクターを使う

ワーミー 01

上記の他にもノイズ系サウンドを出せるエフェクターもあります。

KAOSS PADや、WHARMY、リングモジュレーターなど様々なものがありますので、楽器屋さんで一度試奏してみると分かりやすいです。

また、最近のマルチエフェクターではいくつかのノイズ系サウンドもはじめからプリセットされていることが多いので、それらを試してみることもおすすめします。

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