ギター・コード譜の読み方を覚えよう

Gコード オープンコード

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

ギターを始めたら、まずはコード譜の読み方を覚えましょう。

コード譜の読み方を覚えることで、五線譜を読めなくても弾き語りの伴奏などから演奏を始めることができます。

もちろん将来的には五線譜を読むことも覚えたいですが、今回はコード譜の読み方にトピックを絞って解説していきます。

目次

各コードの読み方について

コードはアルファベット大文字で、まずルート「コード構成音の基準となる音」を表記します。

C、Dm7、A7など様々なコードの左端のアルファベット大文字がルートです。
(※この場合C、D、Aです)

その右にコードの詳細(クオリティ)を表す情報が加えられます。

 

アルファベット大文字だけの場合だけ例外で、その場合はメジャーコードであることを意味します

例えば上の「C」であれば、Cメジャーコードを表します。

そして、Dm7のm7の部分、A7の7の部分がコードの詳細(クオリティ)を表しています。

例として、Cをルートに持つ基本的なコードをリストアップしてみたのでご覧ください。

トライアド(三声和音)の表記例

表記 読み方 その他の
表記例
C メジャー
コード
C△、CM
Cm マイナー
コード
C-
Cdim ディミニッシュ
コード
Caug オーギュメント
コード
C+

セブンスコード(四声和音)の表記例

表記 読み方 その他の
表記例
CM7 メジャーセブンス
コード
C△7、Cmaj7
Cm7 マイナーセブンス
コード
C-7、Cmi7
Cm7♭5 マイナーセブンス
フラットファイブコード
Cdim7 ディミニッシュ
セブンスコード

パワーコードの表記例

表記
C5

 


これらのコード表記は各国で少しずつ違うため、ある程度のバリエーションを覚えておくと便利です

上記以外にも数多くのコードクオリティがありますが、ひとまずここまでにしておきましょう。

 

コード譜の読み方(コードダイアグラム)

通常、コードダイアグラムを用いてコードの押さえ方を指定することが行われます。

ギター コード譜の読み方

このダイアグラムは右から左へ1弦から6弦を表し、横線でフレットが指定されます。

0フレットからのオープンコードの場合、上端がナットを表しています。

また、開放弦を含むコードの場合、鳴らして良い弦は弦上に⚪︎が書かれています。

鳴らしていけない弦は、弦上に×が書かれていますので注意してください。

フィンガリング指定について

「どの弦をどの指で押さえるか」というフィンガリングまで指定してあるダイアグラムもあれば、それを省略したものもあります。

当スクールでは、出来る限り各個人の一番押さえやすい押さえ方をそれぞれ試して探してもらう方向性のため、フィンガリング指定はしないことが多いです。

ポジションという言葉は、「コードを押さえるときに人差し指がどのフレットにあるか?」を表します。

 

クラシックの場合、通常はローマ数字でポジションが表されます。

例 I(1フレット)、 V(5フレット)、 VII(7フレット)、 IX(9フレット)という具合に、人差し指の位置を教えてくれます。

上記ダイアグラムを例にすると、左端の1というアラビア数字がポジションになるということですね。

カポタストを使用する場合

カポタスト(カポ)を使用して曲を演奏する場合についても触れておきます。

「カポ=2」 と書かれている場合は、2フレットにカポを装着します

例えば本来のコードが「DM7-F#m7-Bm7-A7」というコード進行の場合、2フレットにカポを装着すれば「CM7-Em7-Am7-G7」と、より慣れたコードの押さえ方で演奏することができます。

実際に出ているのは本来のコードサウンド!

ただし、実際に出ているのは本来のコードサウンドという点を忘れないように。

カポタストを使用する譜面では、本来のコードの下にカポタストを装着したコードが合わせて表記されてるため、混同しないよう気を付けて下さい。

他の人と合わせる時は特に注意が必要ですね。

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