カポを使うなら選び方は押さえておこう

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

ギターを弾いていると、様々な曲や場合によってカポ(カポタスト)を使うことで、演奏をより原曲のニュアンスに近付けたり、より良くすることができることもあります。

人によっては全く使わない人もいますが、今回はカポの選び方を考えてみましょう。

目次

ネジ式

カポ 01

カポを装着して、カポのネジを締めることによって弦を押さえるタイプです。

メリット

フレットごとに最適なネジの締め具合を少しずつ加減しながら調整できるので、どのポジションでもしっかりと、しかし強すぎることなくカポを装着できます。

レコーディングなどで、一曲ずつカポ装着に時間を取れる場合には非常に役立ちます。

ライブでも、演奏間に時間が取れれば問題ないので、そういったシチュエーションで選ぶといいでしょう。

デメリット

瞬時に装着したり、装着フレットを変更することは出来ないので、曲中での転調に対応したり、曲間がなかったり短かったりする演奏時にはあまり向いていません。

この場合はスプリング式のカポを選ぶのがいいでしょう。

 

スプリング式

カポ 02

スプリングでカポを装着します。

スプリングの強さによっては握力のあまり強くない人はきつく感じることもありますが、慣れれば問題なく使えるようになります。

また、モデルによってはスプリングの強さを調整するためのネジが付いているものもあります。

メリット

カポを開いて装着するフレットに合わせて固定するだけなので、カポ装着がスピーディに行えます。

曲中での転調や、ライブでのメドレーなど、瞬時にカポ装着位置を変更しなければならない時に非常に有効です。

また、使用していない時には常にヘッドなどに挟んでおけばよいので、ライブ中にカポを紛失することもあまりありません。

デメリット

瞬時にカポを装着したり、フレットを変更できることが特徴なのですが、装着のためにある程度練習が必要です。

フレットよりに各弦を均一に押さえる角度で装着すれば問題ないのですが、フレットに対して斜めに装着してしまったり、フレット上に装着してしまったりと、スピーディな装着が逆に丁寧な位置決めの妨げにもなります。

また、そのためにピッチが不安定にもなります。

また、フィンガーボードのアールに対しても、うまく装着しないと浮いてしまう場合もあるので、初めは丁寧にゆっくりとどのフレットでも均一に押さえることができるように練習しましょう。

 

ローラー式

カポ 03

装着するフレットの変更がより容易にできます。

外す際にスプリング式やネジ式に比べて若干手間がかかりますが、常に付けっぱなしで使う人にはとても有効なカポなので、そのような場合に選んでみてはどうでしょうか。

ネジ式カポ

各弦ごとにカポで押さえるか、開放弦の音をいかすか選択できます。

特殊なチューニングを使う演奏時にはかなり重宝します。

コメントをどうぞ

サブコンテンツ

このページの先頭へ