アルバム流通その3 レーベルに音源を持ち込むために必要な準備

今回は、ディストリビュートレーベル(以下レーベル)に自分のアルバム音源を流通して欲しいと考えた時に必要な準備事項についてリストアップします。
自分(武藤)のレーベルにもこの準備事項を手伝って欲しいという依頼が時々きますが、そのような時にも以下の事項は必ず問題のない状態まで準備します。

①ミックス・マスタリングが完了した全曲分の音源

レーベルを通して自分の音源を流通させたいと思うならば、まず必要なものです。
生徒が時々トライして失敗しているのをよくよく確認すると2,3曲の音源を送っているだけの場合があります。
レーベルの立場から考えると、その2,3曲だけを聴いて判断することはリスクを伴います。
10曲中の2,3曲だけがあまりにもハイクオリティで他の曲が基準を下回っている事、まだ未聴の曲の中に明らかに他の人の楽曲の著作権を侵害していると思われる曲や、放送禁止用語や差別用語が使われている場合もなくはありません。
また、ミックス・マスタリング前のサンプルではその音源の最良の状態ではありませんので、その段階の音源をレーベルに送ることもリスキーです。

②アーティストプロフィール

そのアーティストがどのような活動をしてきたか、ホームページやライブ動画のリンクや他アーティストとの共演歴、フェスティバルなどの出場歴など、客観的にそのアーティストを判断できるプロフィールが必要です。
またそのアーティストの写真も「どこかの飲み会で写されたメンバーが見切れている写真」と「スタジオでプロの手によってしっかり撮影された写真」ではプロフェッショナリティが大きな差として映ります。

③アルバムプロフィール

音源の制作時期、すでに取得しているのであればJANコード、アルバムのタイトルや音源を制作したコンセプトや各曲ごとの解説、バンドのアルバム紹介文など、レーベルが音源を受け取った際の判断材料が必要です。
またそのアルバム制作者の連絡先が明記されていない場合も時々あります。

④アルバムジャケットデータ

その音源をどのようなジャケットでパッケージするのか、そのコンセプトを伝える為に必要です。
レーベルに持ち込む前に音源・ジャケットをプレスしてしまう人が時々います。
発売日や品番、レーベル名の表記や値段設定など再デザイン再プレスが必要な場合が多く手間がかかるため、基本的にプレスしてしまった音源を持ち込まれた場合、よほどの事がなければ取り扱いは避けます。
またジャケットデザインのクオリティについても気を付けます。「ちょっと画像編集などをやったことがある友達」と「プロデザイナー」では画質やオブジェクトの配置、質感や色バランスなどがパッとみただけで違います。音源と同様にデザインにもクオリティを感じるアーティストのほうにレーベルとして魅力を感じるのは当然です。

⑤添え状

あるレーベルに音源を持ち込む際、なぜそのレーベルに持ち込むのか、その音源を制作した本人の意気込みなどがしっかりと伝えられていれば、その音源を聴いてもらえる可能性は上がります。
逆に音源やジャケットデータだけ送られてきても、レーベルがその音源をチェックするか疑問です。
他のレーベルに対しても使いまわしている一般的な文章のコピー紙と、自筆のメッセージでも印象は大きく変わります。
自分のレーベルの様に小さなインディーズレーベルにも毎月4,5枚の音源が送られてきます。その音源を聴くかスルーするかをまず考える時、このようなメッセージがあるかないかでかなり状況は変わります。

まだ他にも準備の必要な事項はありますが、まずは上記の項目について確認してみてください。
不完全な事項があればすぐに改善してみましょう。
時間をかけて自分の音源を取り扱ってくれるレーベルを探す時に役に立つはずです。

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