ギター・セブンスコード(4声和音)徹底解説
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ここではポップスやジャズでよく使われるおしゃれな響きが特徴のセブンスコードについてを解説してきます。
セブンスコードは4声和音と呼ばれることもあるのであわせて覚えておきましょう。
目次
基本解説
セブンスコード(=4声和音)は名前の通り「ルート・3度・5度・7度」の4声で構成されることから4声和音と呼ばれています。
演奏動画を視聴していただければお分かりいただけるかと思いますが、2声の和音の一種であるパワーコード、3声和音であるトライアドに比べてコードの響きが複雑でおしゃれな印象になります。
「ポップス/ジャズ/フュージョン」などでよく見られるコードであり、専門学校では初歩的なハーモニーを理解する上で必ず通過するトピックです。
カッティング応用編
演奏動画では16ビートのカッティングやストロークを演奏例に挙げていますが、より複雑なバッキングが様々に想定されるコードであり、ジャズのバッキングやボサノバなど多くのリズムシチュエーションで使われます。
6弦や5弦をルートとして押さえるコードフォームは、将来的にジャズやボサノバなどのベースラインをシミュレートし、ギター1本でボーカルや管楽器などの伴奏をカバーするDUO形態で非常に役に立つベーシックなフォームです。
また「4・3・2・1弦」をルートに持つコードフォームは低音弦パートとの棲み分けでパートを分け合ったり、ベースラインを邪魔しないようにコードバッキングするときに役立ちます。
コードカッティングでも高音弦よりのコードフォームが音質的にも映えるので、覚えるフォームは多いですが是非マスターしてください。
左手押弦の豆知識
四声和音でまず知っておく必要があるコードが大きく分けて4つあります。
メジャーセブンスコード、ドミナントセブンスコード、マイナーセブンスコード、マイナーセブンスフラットファイブコードです。
これらはすべて基本的なメジャーキー、マイナーキーの中に含まれているため、楽曲のコード進行に頻出します。
また、少しジャズ寄りになるとメロディックマイナーやハーモニックマイナーをベースにした上記以外のコードも出てくるので、必要に応じて覚えていくと良いでしょう。
基本的なコードフォームはコードブックなどで参照できると思いますが、非常に多くのコードフォームのバリエーションがあり、どれを覚えてよいのか迷う事があります。
まずは6弦、5弦をルートに持つコードフォームを上記4種類のコードで覚えていくとスムーズに楽曲に使用できます。