ギターの置き方・スタンドは使った方がいい?
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
普段自宅でギターを置く時にどのように置いていますか?
「壁に立てかける」、「アンプに立てかける」、「床に置きっぱなし」・・・これらの置き方はかなり危険です。
ギタースタンドに置くことで、多くのメリットがあります。
また、それよりも安全な保存方法もあるので、正しいギターの置き方・保管方法を一度確認してみましょう。
目次
ギターはスタンドを使って保管しよう
ギタースタンドを使うことは、ギターを直接壁に立てかけたり、アンプに立てかけたり、床に置きっぱなしにするよりははるかに安全です。
壁やアンプにギターを立てかけたままにすると、ギターを倒して故障・破損の原因になるだけでなく、ネックの反りを発生させ、正しいチューニングが出来なくなってしまいます。
また、床に置きっぱなしの状態もかなり危険です。
ネック部分を踏みつけてしまえば、一回のミスでほぼギターの寿命はアウトになるばかりでなく、長期的にネックの反りを発生させる原因にもなります。
これらのことから、少なくともギタースタンドには置いて保管するよう心がけましょう。
正しいスタンドの使い方
それほど多くの注意点はありませんが、ギターの置き方でいくつか気をつけるべきポイントをリストアップします。
平らな地面に設置すること
設置面が不安定だと、ギタースタンドとギターを安定して置くことができないので気をつけましょう。
ネックホルダー部分のクッション材
ネックホルダー部分にクッション材がない場合、金属のホルダーが直接ネックに当たることになります。
これが繰り返されると、特定の位置にキズがついてしまい、演奏上の違和感を感じることになります。
そのため、ホルダー部分のクッション材を確認しましょう。
また、材質によってはギターのネックの塗装を浸食してしまう場合もあるので、十分気をつけてくださいね。
一番安心な保管方法とは?
ただ、ギタースタンドに置く場合でも、いくつかの限界があります。
一つは、地震などの大きな揺れではスタンドごと倒れる危険があることです。
もう一つは、湿気や温度変化です。
部屋に置きっぱなしのギターは外気の湿度や温度変化にかなり影響を受けるので、梅雨時はコンディションに注意しなければなりません。
湿度調整剤も用意しよう
これらのことを考えると、「ハードケースでの保管」が一番安心です。
ハードケース内に湿度調整剤をおき、直射日光や外気に直接当たらない場所に置くことで、かなり安全に保管できます。
また、湿度調整機を設置した部屋ならさらに万全です。
「取り出しに手間がかかる」というデメリットはありますが、慣れてしまえば問題ありません。
気をつけなければならないのは、長時間の車内放置。
特に、夏の車中の温度は非常に高温になるので、くれぐれも車中に放置はしないようにしましょう。
壁掛けタイプのスタンド
以前の記事でも紹介しましたが、壁掛けタイプのスタンドは壁材の強度に大きく影響されます。
コンクリート壁にボルトで設置されていれば強度に問題はありませんが、壁材がしっくいや合板材の場合、ギター本体の重量でスタンドが脱落する危険もあります。
2つのタイプのメリットとデメリット
最後に、壁掛けタイプと一般的なスタンドのメリットをそれぞれ挙げておきます。
壁掛けタイプのメリット
・一般的なスタンドのように、軽くぶつけてしまってもギターが倒れることは少ない。
(※もちろん派手にぶつければ、ギターが落ちて破損します)
・床のスペースを有効に活用できる。
・ある程度の高さに設置できるので、幼児などの手からギターを遠ざけることができる。
一般的なスタンドのメリット
・シールドをつけたまま置いておけるので、練習を始める際に準備の手間が少ない。
・壁掛けタイプに比べて数多くのギターを床に置いておける。
・別のギターへの持ち替えがスピーディに行える。
これらのメリットを考えて、自分に一番フィットした置き方を見つけましょう。