ストローク記号の見方-楽譜の場合はどうする?
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターのストロークを記号で表す際に、いくつかのバリエーションがあります。
ストローク記号が楽譜に書かれていない時はどうやってダウン、アップストロークを判断するのでしょうか?
実は非常に簡単なルールで、確実にストローク方法がわかるのです。
ここでルールを覚えてしまい、ストローク記号の無い楽譜でも避けずにトライしましょう。
目次
ストローク記号の見方
ストローク記号にはいくつかのバリエーションがありますので、それらを順に解説していきます。
矢印の向きでダウン、アップストロークを表す場合
音符の上下にそのコードをストロークする方向を矢印で指示します。
ダウンストロークなら↓、アップストロークなら↑で表します。
オルタネイトモーションをキープする為に空ピッキングが必要な場合には、矢印を()でくくります。
例えば↓↑(↓)↑と表記された場合、「ダウン⇒アップ⇒カラピッキングのダウン⇒アップ」になります。
タブ譜のフレット表記の横に矢印が書かれている場合
この場合は少し注意が必要です。
↑が書かれている場合、タブ譜では低音弦から高音弦にストロークするという事を表すので、ストロークはダウンストロークになります。
↓の場合は逆にアップストロークになります。
ギター雑誌などでよく使われるピッキング記号
四角い門構えのような記号がダウンストロークを表し、Vの記号がアップストロークを表します。
上記の3パターンのどれかでストロークを表記する事が多いです。
ここで確実に覚えてしまい、間違いのないようにしましょう。
楽譜・タブ譜に記号がない場合
楽譜やタブ譜にストローク記号がない場合でも、楽譜の読み方の基本的なルールを知っておくことで、自分で正しいストローク方向を判断できます。
ここでは4/4拍子を例にして解説します。
譜面例1
まず、楽譜の音符をザッと見てその最小単位をみます。
その最小単位を基準にストロークが決まります。
最小単位が4分音符であれば、その4分音符を基準にダウンストロークします。
譜面例2
4分休符記号も覚えてしまいましょう。
休符の部分が空ストロークになります。
譜面例3
最小単位が8分音符であれば、表拍をダウンストローク、裏拍をアップストロークで弾きます。
4分音符が入っていればストローク2つ分の長さになります。
(※場合よっては画像例後半のようにアップとダウンの二つ分になる場合もあります)
8分休符もストローク一つ分としてカウントし、休符の場所では空ストロークします。
譜面例4
16分音符が最小単位の場合、いくつかのパターンを覚えてしまえば問題ありません。
ここでは代表的なストロークパターンを紹介します。
タイや付点音符について全てを解説するにはスペースがありませんので、それらは別の機会に解説します。
休符が書かれている場合は空ストロークしてください。
1小節目 ↓↑↓↑
2小節目 ↓↑↓(↑)
3小節目 ↓(↑)↓↑
4小節目 ↓↑(↓)↑
5小節目 ↓↑(↓↑)
6小節目(↓↑)↓↑
16分休符は二つを合わせて8分休符として表します。
先にも書きましたが、16分音符のパターンでは、この他にも休符、タイを利用した数多くのバリエーションがあります。