弦高はビビリの原因?確認方法を覚えておこう
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターを弾いていて、弦のビビリが気になる事はありませんか?
しっかり調整されたギターなら、コードを押さえてストロークしたら「シャリーン」というとても美しい響きとなりますが、弦高によるビビリがみられるギターではコードが綺麗に響きません。
今回は弦高が原因で音がビビってしまう原因と対策を解説していきます。
目次
弦のビビリとは?
ギターの弦のビビリとはどういうものでしょうか?
分かりやすくチェックするため、開放弦を使わないFなどのコードを一回ストロークして、そのまま伸ばしてみましょう。
ビビリのない状態なら、綺麗なコードサウンドがそのままだんだん小さくなっていきます。
しかしコードを押さえたフレットとブリッジの間で、「ジジッ、ジジッ」と金属の擦れるノイズが聴こえてくる事があります。
これがビビリです。
バズノイズ、フレットノイズとも呼ばれます。
弦高が高ければならないバズノイズも、弦高を下げればとても簡単に発生してしまいます。
それでは次はビビリの原因を考えてみましょう。
弦高との関係性
ビビリの最大原因の1つは、「押さえたフレットよりボディ側のフレットが、振動している弦に接触してしまっている事」が挙げられます。
例えば5弦の3フレットを押さえて鳴らした時に、よく見ると振動している弦が5弦の4フレットや5フレットに時折接触して、「ジジッ、ジジッ」というバズノイズを出してしまっていたりします。
特に弦高を低くセッティングした場合、ネックが少しでも逆方向に反ってしまっていると、簡単にビビリが生まれます。
少しビビるだけなら、歪ませたアンプサウンドではそれほど気になりません。
しかし、クリーンサウンドを多用するスタイルの場合、ビビリによって弦のサステインも短くなり、演奏時のストレスも大きくなります。
また、弦高を下げた場合以外でも、フレットが浮いてしまっている場合、弦が古くなりサビてきた場合には同じようにビビリます。
対策方法
実は非常にシビアなセッティングを繰り返してビビリを解消していかなくてはなりません。
「弦高を下げすぎた場合/ネックが逆方向に反っている場合/あるフレットが浮いてしまっている場合」、これらが原因になっている時には、リペアショップに持って行きましょう。
弦の状態か古くなり過ぎて、そのサビによってビビリが発生しているだけなら、弦を新品に交換して解消できることもあります。
まずは弦交換、それでもビビリが無くならないなら、一度リペアショップに持っていくのが良いでしょう。