ギターで単音弾きをする際のコツ・注意点

ストラトタイプ

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

ギターでは大きく分けて、メロディやリフを単音で弾く場合と、コードなどを一度に複数音弾く場合があります。

今回はそのうちの単音で弾く場合に焦点を当ててみましょう。

単音で弾く場合、イントロやアウトロ、曲中のソロなどのメロディだけではなく、バッキングとしてのアルペジオやリフも考えられますね。

目次

単音弾きをする上でのコツ

単音弾きをする際、テクニック的なコツはもちろんあります。

さらに、フレーズのニュアンスやアーティキュレーションについての知識を豊富に持っている事が、より良いフレージングのコツです。

単音で弾いたフレーズを無感情なものにしないように、様々なニュアンスを付ける事が出来るようにしましょう。
(※セリフの棒読みをイメージすると分かりやすいと思います)

スライドやグリッサンド、ハンマリングやプリング、トリル、スタッカートorレガートな発音、チョーキングやアーミングといったテクニックを駆使する事で、単純なフレージングにも様々な表情をつける事が出来ます。

 

注意点

ここからは、バンドアンサンブル内で単音弾きした際に、埋もれない音色や音量についてを考えていきましょう。

コード演奏では一度に複数の音が一度に鳴らされます。

それと同じセッティングで単音で弾いた場合、弦の本数が少なくなる分、音量的に小さくなってしまいます。

そのため、バンド演奏中にコードから単音弾きになった際、ギターの音が聴こえなくならないように音量を上げることも必要です。

 

また、ソロなどを弾くために音色を作る場合、歪ませすぎたギターの音は芯が細くなったり輪郭がはっきりしなくなる傾向があるので、歪みの量も考慮しなければなりません。

自分一人でギターを練習している時にはしっかり聴こえていても、他の楽器がなった途端に埋もれてしまう事は多々あります。

バンドアンサンブルでは、ギターの音色を歪ませすぎていないか常に気を付けておきましょう。

 

単音弾きの練習方法

個人練習では歪ませすぎていても他の楽器にかき消されず聴こえる音が、バンド内では埋もれてしまう場合には、普段から歪みの量をある程度押さえた音作りをして練習すると良いでしょう。

練習でのギターの歪みをバンド演奏時だけ少し減らすようにするやり方では、バンド演奏時に違和感を感じて、自由にギターを演奏できなくなったりします。

そこで、個人練習中の音色を工夫するといいでしょう。

 

練習時間前半は、気持ちよくリラックスして弾ける充分な歪みの量で練習します。

後半はバンドアンサンブルを意識して、歪みを押さえた音色で練習し、前半とのギャップを普段から意識する事が出来れば、いざスタジオに入ってバンドで演奏する時に違和感を感じずに済みます。

個人練習の音作りと、バンド演奏での音作りを切り離して考えるようにするのが、初心者の単音弾きでのギターサウンドの作り方のコツと言えるのではないでしょうか。

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