ギターを弾く上で強い握力は必要か・・・?

Gコード 6弦ルート

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

今回は、「ギターを弾くのに強い握力、筋力は必要か?」というテーマについて、解説していきたいと思います。

ギターを始めたての初心者から特によく受ける質問ですが、男性と女性の握力の違いについても見ていきましょう。

目次

ギターの演奏と握力の関係

ストラトタイプ

ギターは張ってある弦の太さや張力、弦の高さによって押さえやすさ、弾きやすさが大きく変わってきます。

また、一概にギターと言っても様々なタイプがあるため、タイプによっても弦の押さえやすさ、弾きやすさが違います。

アコギ・クラシックギター

エレキギターに比べ、アンプを通さないクラシックギターやアコースティックギターは、ギター本体の音量がある程度なければいけません。

そのため、弦の張力(テンション)が高く、弦の振動でフレットノイズを出さないよう、弦の高さも高くなります。

その結果、エレキギターに比べて弦の押さえやすさ、弾きやすさはダウンします。

エレキギター

エレキギターでも、弦のゲージを上げれば(弦を太くすれば)テンションは上がります。

また、エレキギターでよく使われるチョーキングや、縦方向に揺らすビブラートは、本来の弦のテンションにより張力を加える事で音程を変化させるため、テクニックによっては握力、筋力が必要になる場合もあります。


このようにギターのタイプによってもテンションが大きく違うので、まずどのようなギターを選ぶのか、それらをより弾きやすいセッティングに調整する事で、握力、筋力を補うことはある程度可能です。

 

女性は演奏で不利か?

ギター 女性

男性と女性の握力、筋力を比較した場合、平均的には男性の方が握力、筋力が強いですが、やはり個人差はあります。

筋力の弱い男性もいれば、逆の女性もいます。

ただ、ここで重要になってくるのは性別ではなく、ギターを弾くための筋力は瞬発的なものより、持久性の筋力がより必要になるということです。

1曲、または1回のライブの間、演奏中に筋肉が疲労しない持久力としての握力、筋力が必要であると考えれば、男性より女性の方が~などという一般的な切り口で決めることができません。

 

どれくらいの握力があれば、演奏に支障がないか

Gコード オープンコード

ずばり、自分の使っているギターで、コードやフレーズをしっかり鳴らすことができればそれで充分です。

また、セッティングを調整することにより、ある程度の問題をカバーすることも出来ます。

コードを押さえて鳴らすことができないなら、弦の高さを調整してもらったり、まずは細いゲージの弦に張り替えることもできます。

慣れたら徐々にゲージを太くしていけば、腕や肩の筋肉や腱を痛めるリスクを減らすことができます。

上級者に相談するのが一番の近道

自分の使っているギターでどうしてもしっかりコードを押さえたりフレーズを演奏することができない時は、一度上級者にギターを見てもらうといいでしょう。

そもそも、セッティングの調整が良くなくてテンションが高すぎるのかテンションの高い状態を下げることが出来るのか、など様々なアドバイスを受けることができます。

ギターを購入する時に上級者に同行してもらって、初心者でも弾きやすいギターを一緒に選んでもらうことが可能であれば、そうしてもらうことを是非お勧めします。

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