ギターの音階・まずはドレミを弾いてみよう
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターを練習し始めてある程度経ったら、様々なメロディを弾きたくなってきます。
では、ギターでメロディを弾くための音階は、ギター上でどのように覚えれば良いのでしょうか。
まずは簡単なドレミから、基本的なスケール(音階)を弾いてみましょう。
そして、音階をどのように覚えるのかということについて、将来的に便利な覚え方を紹介します。
目次
ドレミの覚え方について
通常言われる「ドレミファソラシド」をメジャースケールと呼びます。
まずはこのメジャースケールの形を一つ覚えてみてください。
ギターの場合、その形を横に平行移動することで、様々なキーのメジャースケールを弾くことができます。
当スクールでは、アメリカの音楽学校MIのギター科GITと同じ5つのパターンを使用することで、全部のフィンガーボードをカバーすることができるようにしています。
ここではそのうちの一つだけを紹介します。
様々な教則本などで紹介される1弦3音パターンなども非常に有効な覚え方ではありますが、GITシステムでは1弦3音パターンははじめは使用しません。
GITシステムでは、コードの形とスケール(音階)の配置を一致させて覚えることが重視されているからです。
1弦3音パターンではスピーディにスケールを上昇下降することができますが、そのスケールの運指中にコードを視覚的にイメージするわけではないのです。
そのため、まずコードの形を覚えて、コードの周りに配置されるスケール(音階)の形を同時に覚えることになります。
ポジションの覚え方
6弦ルートのメジャーコードの周りに配置されるメジャースケールのポジションをGメジャーキーで説明します。
この場合、6弦の3フレットから順に1弦3フレットまで弾いてみてください。
「ドレミファソラシド」と聴こえると思います。
Gからのドレミファソラシド、つまりGメジャースケールになります。
次に、これを単純に5フレット上げてC音から弾いてみましょう。
5弦8フレット(C)からのドレミファソラシド、つまりCメジャースケールになります。
このように、一つのスケールフォームを覚えることで、様々なキーに対応できることができます。
ドレミ・CDE・・・どちらで覚えるべき?
ギターはピアノなどキーによってフィンガリングが変わってくる楽器と違い、移調が非常にスムーズに行えます。
そのため、はじめから移調を念頭に置いた移動ドで考える癖をつけると非常に便利です。
このことについては教則本などによって様々な説明がされています。
ここでは、多くのミュージシャンが使用している状況ごとの使い方を紹介しましょう。
譜面を読む場合
まず実音であるCDEFGABで読みます。
その後キーセンターを確定させて、そのキーのトニックを1番目の音としてドと考えるようにすれば、将来的な移調も容易に行えます。
メロディーやアドリブを行う場合
キーセンターのトニックをドと考え、移動ドでフレージングします。
そうすることで楽曲中の転調や、曲の移調も問題なく行えます。