ギターの種類・違いをしっかりと理解しておこう

ストラトタイプ

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

一言でギターと言っても実際には多くの種類があり、様々な音楽を演奏するために、それらのどのタイプを選べば良いのかが違ってきます。

そこで今回は、ギターの種類とそれぞれの違い、適しているスタイルを分かりやすく解説していきたいと思います。

目次

ギターの種類を押さえておこう

まずは大まかにギターの種類を分けていきます。

それを理解した上で、それぞれの違いの解説文に目を通して見てください。

・クラシックギター

・アコースティックギター

・エレキギター

 

大きく分けてまずこれらの種類に分かれます。

この中でも、アコースティックギターやエレキギターは、さらに細分化された役割やスタイルを持っています。

 

クラシックギター

クラシックギター 03

ナイロン弦が張られており、ボディが空洞状のギターです。

アンプなどを通さず、ボディ本来の響きで音を出すという意味ではアコースティック楽器です。

ただし、ギターのカテゴリーとしてアコースティックギターと言うと、フォークギターを指してしまうことが多いので、ここではクラシックギターという呼び方をします。
(※クラシックギターとフォークギターには明確な違いもあります)

ギター用に作曲されたクラシック音楽を主に演奏するために使われることが多いのですが、それ以外に使われることもあります。

スタイル1:フラメンコギター

弦楽器としてジャカジャカコードをかき鳴らしたり、フラメンコギター特有の特殊な奏法を使用するスタイルです。

フラメンコギターはボディの強度を上げるため、表面にプラスチックシールをラミネートしたり、ピックガードを装着してあるものもあります。

スタイル2:ボサノヴァギター

ブラジルを発祥の地とする優しい音楽「ボサノヴァ」をはじめとして、多くのラテン音楽で活躍しています。

多くの曲がCMで使われているため非常に有名であり、ボサノヴァという言葉を知らない方でも、いくつかの曲は聞いたことがあると思います。

特にアントニオ・カルロス・ジョビンの楽曲は、頻繁に使用されています。

 

アコースティックギター

アコギ(テイラー)

スチール弦が張られており、ボディが空洞状のギターです。

ボディが空洞状という点はクラシックギターと同じですが、スチール弦が貼られているのが大きな違いですね。

「アンプを通さずボディ本来の響きで音を出す」、という意味ではアコースティック楽器なのですが、モデルによってはより大きな出力を得るために電気回路を搭載しており、アンプからの出力を得ることも可能です。

これらは、「エレクトリック・アコースティックギター(エレアコ)」と呼ばれます。

スタイル1:弾き語りなどの伴奏用

フォークギターと呼ばれることも多いのですが、最も多い使われ方ではないでしょうか。

歌の伴奏をギターで行うスタイルです。

コードをジャカジャカ鳴らしたり、アルペジオなどで静かな場面を表現します。

スタイル2:ソロ演奏用

押尾コータローの登場で、日本でも珍しくなくなったスタイルです。

ギター一本でコード、ベースライン、メロディだけでなく、ドラムのようなパーカッションサウンドや、エレアコを使ったエフェクターサウンドを駆使したスタイルで、数多くのバリエーションやテクニックが使われます。

トミー・エマニュエルやマイケル・ヘッジスは、驚くようなテクニックを駆使して楽器の表現力を限界まで高めています。

スタイル3:バンドアンサンブル内での使用

バンドの演奏でもアコースティックギターが使用されることも多いです。

爆音のメタルではほぼありえませんが、ポップスやロックでは各所で活用されています。

この場合も、エレアコを使用してある程度の音量を稼ぐことが多いです。

 

エレキギター

セミアコ(改)

スチール弦が張られており、ボディが空洞でないものが主な種類です。
(※ジャズなどではボディが空洞状の、セミアコ・フルアコを使用することもあります)

ロックやメタルなどを中心に使われる場合には、ほぼアンプを通してのサウンドになります。

エレキギターは先に紹介したクラシックギター、フォークギターとは見た目からして明らかに違うので、視覚的にも分かりやすいと思います。

スタイル1:ロック・メタル・ブルースなどのディストーションサウンド

エレキギターが最も脚光をあびるスタイルのひとつです。

説明も不要なほど、多くのバンドが活躍しています。

スタイル2:ジャズなどのクリーンサウンド

主にクリーントーンで即興を行うジャズでも、エレキギターが活躍します。

この場合、ボディに空洞のないソリッドギターよりは、空洞のある「セミアコ・フルアコ」が使用されることが多いです。

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