ギター・動かない指を徹底的に鍛える体育会系の練習方法
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターを練習すると一口に言っても、様々な目的に向けての練習方法があります。
その中でも最も基本的な事である、「各指を自由に動かす」という事は、シンプルでありながらコントロールが難しい内容です。
楽器によってはその為の練習曲があるほどで、ギターの練習にも応用してみましょう。
目次
左手強化練習で意識すべきこと
ギターを弾く場合、左手で押弦して、右手でピッキングします。
(※利き手が逆の場合、逆で演奏する場合もあります)
今回は左手の強化について幾つかの練習方法を紹介しましょう。
人差し指から小指までまんべんなくフィンガリングに使うのですが、初心者の場合、薬指や小指がイメージ通りに動かなかったり、筋力が付いていないためにしっかり押さえられない事が多いです。
そのため、普段から意識してそれらの指もコントロールしなければなりません。
練習1.親指と他の指でリングを作る
人差し指や中指では簡単に思えるでしょう。
ところが、薬指や小指では届きにくかったり力が入りにくかったりします。
各指がしっかり親指と向かい合わせて力を入れる事を、少しずつ出来るようにしていきましょう。
また、人差し指から順番にリングを作るだけでなく、様々なパターンが考えられます。
「人差し指=1」「中指=2」「薬指=3」「小指=4」と表記すると、【1・2・3・4】【1・2・4・3】【1・3・2・4】【1・3・4・2】【1・4・2・3】【1・4・3・2】・・・といった具合ですね。
多くのパターンを自分で作ってみると、ギターを持っていない時にも指の訓練は可能です。
このエクササイズでは、実際に指を動かす前に「○指を動かす」と自分でイメージしてから動かす事で、頭でイメージした指を動かす訓練でもあります。
練習2.ギターを使った基礎練習
ギターを使う場合には「トリル」を使いましょう。
ハンマリングとプリングを交互に行うトリルを、様々なテンポでメトロノームに合わせて、しっかり音が出るように行います。
最初は人差し指8フレットから小指11フレットまでのように、ストレッチをしてない状態からスタートします。
慣れてきたら、フレット間隔の広いローポジションに移行していきましょう。
【1-2】【1-3】【1-4】【2-3】【2-4】【3-4】といった指の組み合わせでトリルをすればよいのですが、特にスローテンポでしっかり音が出るよう心がけて下さい。
また、手が疲れるまでトリルを繰り返すのですが、その耐久時間を少しずつ伸ばせるようにしていくのが重要です。
練習3.ストレッチとトリルを組み合わせる
次は、ストレッチで指の間隔を少しずつ拡げていきます。
人差し指5フレットから小指8フレットでのトリルの繰り返しに慣れてきたら、小指を「9フレット⇒10フレット⇒11フレット・・・」と拡げて、耐久時間を伸ばしていきましょう。