エレキギター、ヘッドフォンアンプを使う場合の注意点
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
夜遅くアンプを使って大音量でエレキギターの練習をすることができない時、非常に便利な機材がヘッドフォンアンプです。
今回はヘッドフォンアンプの選び方や、使用上の注意点についてを解説していきます。
目次
ヘッドフォンアンプとは?
ヘッドフォンアンプは、エレキギターに直接プラグインするだけで、歪み(オーバードライブやディストーション)、モジュレーション(コーラス)、空間系(ディレイやリバーブ)など、最低限必要なエフェクトを掛けた音を聴いて練習することができます。
ほとんどのモデルが手のひらに乗るようなサイズで、ギターケースの片隅に放り込んでおけば、いつでもどこでも練習することができる、非常に便利な機材と言えますね。
選び方
ヘッドフォンアンプと一言で言っても様々なモデルがあり、使用目的に合わせて選ぶことができます。
代表的な幾つかのモデルを挙げてみるので、参考にしてみて下さい。
VOXのamPlugなどのヘッドフォンアンプ
非常に小さなサイズの機材ですが、各種エフェクターを内蔵しており、これをエレキギターにプラグインして、ヘッドフォンから音を聴くことができます。
一般的にヘッドフォンアンプというと、このモデルを指すことが多いです。
VOXのamPhone
ヘッドフォンにギターアンプの機能を組み込んだものです。
これを直接エレキギターにプラグインするので、上に紹介したような機材を一つ運ぶ手間を省くことができます。
また、通常のヘッドフォンとしても使用できるので、非常に便利です。
音色を作り込むことも可能なiRigなど
エレキギターからの出力を、iPhoneを利用してサウンドメイクできます。
さらにオーディオインターフェイスとしての機能も内蔵されているので、ヘッドフォンアンプとして練習に使うだけでなく、PCなどを利用した自宅録音でも活躍します。
他にも様々なモデルが発売されているので、各自の目的に合わせて選ぶことができます。
注意点
いつでもどこでも練習することを最優先する場合、バッテリーの入手のしやすさや、バッテリーの持続時間が重要です。
USBからの電源を必要とするモデルは、コンセントがなければ練習時間が限られてきます。
(※とはいえ、それでも十分なバッテリー駆動時間は、どのモデルも確保されています)
コンビニなどでも手軽に入手できるバッテリーを使用するモデルを選べば、バッテリー切れの心配をせず、長時間でも練習に集中することができます。
また、iPhoneを利用する機材では、メールや電話の着信で練習の集中力が途切れてしまうこともあります。
着信通知をオフにできる状況でない場合は、練習の仕方を工夫しなければなりません。
これらの事を注意して、自分に最適なヘッドフォンアンプを選びましょう。
ヘッドフォンアンプで練習する場合の注意点
1.アンプの音でも練習する機会を作る
ヘッドフォンアンプは名前の通り、ヘッドフォンでギターの音を聴きます。
アンプの音をシミュレートしていると言っても、本物のアンプの音を聴いているわけではありません。
スタジオに入ってバンドでリハーサルをする時に、普段のヘッドフォンアンプの音や演奏のタッチと、大音量のアンプの音や演奏のタッチとの間で違和感を感じ、演奏しにくく思うことがあります。
普段から時間を見つけて、アンプの音で練習する機会を設けておくと良いでしょう。
2.外部音源が使用できるかどうか
メトロノームやリズムマシンなどの外部音源が使用できるか、必ず確認しましょう。
ヘッドフォンアンプでの練習時間が長い人の場合、それらを使えないモデルでは、毎日の練習内容で、リズムに合わせる機会がかなり減少します。
3.音量に注意する
大音量で聞き続ける事は、耳に対してのダメージが大きくなるため、音量に極力注意してください。
プロミュージシャンの中には、聴力の保護のためにイヤープラグ(耳栓)を装着して、その上からヘッドフォンをする人もいます。
これらの点を注意すれば非常に便利な機材のため、ぜひ自身の練習に役立ててください。