ギター、指弾きのコツを課題曲を使って完全攻略
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターで指弾きを練習する時に、知っておくと良いコツが幾つかあります。
そのコツとはずばり「曲で練習すること」です。
目次
曲で練習することの利点
エクササイズフレーズを用いることでも練習はできますが、自分が知っている曲を練習すれば、フレーズを間違えた時にすぐに判断できます。
また、「何か弾いてよ」って友達に言われた時に、サラッと弾けたら便利ですよね。
そういうわけで、今回は有名な曲の一部を取り上げて指弾きを練習しましょう。
天空の城ラピュタ/君をのせて
「君をのせて」のはじめの8小節を、ギターでのフィンガーピッキング用にアレンジしました。
(※ピックアップが1小節目にあるので、厳密に言えば9小節になります)
演奏上のシンプルさを優先するため、本来のコード進行を少しだけ単純にしてあります。
(※6小節目は本来Dマイナーですが、ここではFにしています)
奏法解説・注意点
ここでは、クラシックギターで通常使われている指弾きのルールを使いましょう。
奏法ルール1.
★巻き弦(6、5、4弦)は親指でピッキング
★3弦は人差し指でピッキング
★2弦は中指でピッキング
★1弦は薬指でピッキング
奏法ルール2.
★同じ弦上でピッキングが続く場合は状況に応じて人差し指、中指、場合によっては薬指を順に使う
譜面例演奏例
2小節目Aマイナーの2弦0フレットから1フレットにピッキングが続きますが、ここを人差し指-中指、または中指-薬指でピッキングするとスムーズです。
★4小節目Gの3弦0フレットから2フレットの部分では人差し指-中指
★6小節目Fの4弦2フレットから3フレットの部分では親指-親指、または親指-人差し指
★7小節目Aマイナーの5弦0フレットから3フレットでは親指-親指
★8小節目B7の4弦では1フレットから順に親指-人差し指-親指
上記のピッキングでスムーズに弾くことができます。
このピッキングのルールは絶対的なものではありませんので、いろいろ試してみて、一番やりやすい方法を見つけてください。
指弾きのコツ:発展編
曲を演奏する場合気をつけると良いのが、伴奏部分とメロディ部分の音量差を考えることです。
メロディに対して伴奏部分の音量が大きすぎると、メロディがしっかりと聞こえてきません。
そこで、メロディをしっかりとした音量で弾きあげることに注意して演奏してみましょう。
よく知っている曲ならメロディがどの音なのか、伴奏部分がどこなのかが予め分かっているので、よく知っている曲を練習する利点がここにもあります。