カッティングのコツを押さえてクールにキメる!
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
ギターのカッティングを上手くなるために、ある程度の練習量は必要なのですが、その練習を効率よく進めていくいくつかのコツや、機材の使い方を考えてみましょう。
同じ練習時間をより効果的に使うことができれば上達も早くなるので、やったことの無い練習方法があれば是非トライしてみてください。
目次
ディレイ・リバーブ
練習ではライブやリハーサルと少し違うセッティングにするのがコツです。
本番ではディレイやリバーブを使うことで、ギターの音をマイルドにぼかす感じにする事もありますが、練習ではなるべくディレイやリバーブでの反響音をカットします。
その結果、カッティングのアラを見つけやすくなり、カットすべきノイズがよりはっきり聴こえてきます。
この状態で、スローテンポから各セクションのパーツを個別に完成度を上げていきます。
各セクションのパーツの完成度を上げることができたら、曲全体を通して演奏してみましょう。
コンプレッサー
コンプと略して呼ばれる機材を使うことがよくあります。
音量の小さい部分と大きい部分をバランスよく整えることでピッキングやカッティングの音の粒立ちを揃えることが出来るのですが、このコンプレッサーの使い方を考えてみましょう。
練習中に極端にコンプをかけてしまうことは避けなければならないのですが、本番でコンプを使うのならば、練習中にもある程度コンプを使用したカッティングに慣れておくことのがコツです。
本番に近い状態で練習する
練習中はノーコンプで、本番だけコンプを使うと、普段の練習のピッキングと本番で大きく違和感が生まれます。
特に、アクセントをつける時にコンプがあるのと無いのでは、ピッキングの強さがかなり変わってきます。
根性論的な教え方では「コンプを使うな」的な考え方もありますが、本番でコンプを使うのならば、練習段階からカッティング・ピッキングの感覚をある程度は体感して覚えておくと良いと思います。
また、PAシステムを通すライブなら、その時点でPAシステムのコンプは通過してしまうので(笑)
ディレイやリバーブと違い、ピッキングの音質やタッチまでコントロールしてしまうコンプレッサーは、本番だけでは練習量が少なくなってしまいます。
もちろん普段からノーコンプでエフェクターセッティングするのなら、練習でもノーコンプで問題ありません。
音量バランスを考える
カッティングと一言で言っても、単音のものからコードとして複数音をストロークするものまで様々なスタイルがあります。
それらを全て同じボリュームコントロールやトーンコントロールで演奏してしまうと、バッキング全体のバランスが上手く取れません。
そこで単音のパーツ、コードのパーツなどがそれぞれどのような音量で聴こえさせたいのかを、まずはしっかりイメージしましょう。
そして、セクションの変わり目で素早く音量や音質を変化させることが必要です。
ボリュームコントロール、トーンコントロールノブだけではなく、使うピックアップ位置を切り替えたり、足元のボリュームペダルを適正な位置に素早く調整させる・・・というような楽器のコントロールを、総合的にいつも練習しているようにすることがコツになります。