カッティング練習前に必ず押さえておくべきこと

名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。

ギターを練習していくと、主に16分音符の軽快なストロークでコードを弾いたり、ストロークの合間に単音フレーズを挿入するバッキングをするシチュエーションが出てきます。

この軽快なバッキングを一般的にカッティングといいますが、今回は初めてカッティングをする場合の練習方法を紹介します。

ストロークから確認

曲中にずっと続くカッティングをするためには、手首のスナップ・ピッキングのコントロールが重要です。

アコースティックギターの弾き語りなどで使われる、大きな振りのストロークと少し性格が違うので、まずはその違いを把握しましょう。

アコースティックギター

カッティング 01

主に肘からの上下運動を使います。

カッティング 02

あまり分厚くないトライアングルピックで肘から上下にストロークすることで、シャリーンと鳴るようなコードを弾くイメージです。

もちろん肘だけでなく、肘に連動して手首やピックを持つ指も使いますが、どちらかというと肘からのモーションをより細かく調整したり、弦をヒットするピックの角度を調整するために使う場合が多いです。

 

カッティング

主に手首のスナップや、手首の回転運動を使います。

まずは肘の角度を固定させてください。

カッティング 03

そこで肘から先の腕を回転させてみましょう。

カッティング 04

ただ肘から先をまっすぐ伸ばすだけでは、弦を均一にヒットできません。

カッティング 05

そこで、手首を内側に軽く曲げてみて下さい。

カッティング 06(改)

そうすることで、手首の回転運動をピックの上下のストロークモーションに変換できます。

カッティングを練習する時には、アコースティックギターのストロークに使うトライアングルピックよりも小さめのピックを使いましょう。

厚さも少し厚めの方がいいです。

このタイプのピックを使うことで、ある程度軽いヒットでもシャープな音、音量を稼ぐことができます。

 

ただ、カッティングでは肘からのモーションを一切使わないわけではありません。

手首の回転やヒット時のスナップと、肘からの大きめなモーションを使い分けたり、ミックスすることでより表現力のある様々なカッティングが可能になります。

 

持続力を強化する

次に、基本的なストロークの練習に入りましょう。

左手はすべての弦を軽く触るだけのミュート状態にしてください。

その状態で、まずは右手を振り続けられるようにします。

メトロノームやリズムマシーンはまだ使いません。

1.弦をヒットせず、ストロークだけする。
(※力まないように気をつけてください)

2.ある程度安定してきたら、徐々に弦をヒットするようにストロークモーションを弦に近づける

3.弦に当たって振りが止まったり力んでしまうことがよくあるので、もしそうなった場合は1に戻りましょう。

 

上の1から3までが力まずにできるようになったら、次にメトロノームやリズムマシーンを使って同じ練習をします。

BPM50-120の間で16分音符を徐々にスピードアップしていきます。

ここでも力まないでストロークできるよう、気をつけて下さい。

コメントをどうぞ

サブコンテンツ

このページの先頭へ