スライドすると指が痛い!!慣れるしかないの?
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
初心者の方がギターを練習する中で、「スライドをすると指が痛い、どうすればよいでしょうか」という質問を多く受けます。
練習の仕方に問題があったり、指の力の入れ具合に問題がある場合が多いので、今回はスライドをよりうまく行うコツをいくつか説明します。
目次
スライドとは?
あるフレットの音を発音してから、別のフレットに指をスライドさせ、発音を持続させながら音程を変化させるテクニックです。
場合によっては単音だけではなく、複数の弦、またはコードそのものをスライドさせることもあります。
力の入れ具合を見直そう
初心者の方のスライド練習を見ていると、全般的に力を入れ過ぎている場合が多いです。
ここでは3弦7フレットを発音した後、12フレットにスライドアップする例をあげながら、詳細に力の入れ具合を説明します。
7フレットを押さえてピッキング
この時点では押弦した状態をピッキングするので、押弦する力は必要最小限で構いません。
この時点で強く押弦してしまっていると、スライドする際に指の負担が大きくなります。
7フレット発音後に12フレットを見る
スライドの到達点が見えていないと、急にスライドを止めなければならなかったり、スライドが足りない分を勢いつけてカバーしようとしてしまいます。
そうすると、指先に力が入りやすくなるため、負担が大きくなります。
まずは到達点をしっかり見ましょう。
7フレットから12フレットのスライドアップ
ここで気をつけるのは、7フレットから12フレットまで均一に押弦しながらスライドするわけではない、ということです。
ずっと力を入れてスライドしてしまうと、指先の負担が大きいです。
そのため、12フレットに向かうに従って軽い押弦からより強くしていくことで、音が途切れずに指先の負担も最小限に留めることができます。
使用する指による違い
個人差がありますが、ほとんどの方が痛みを感じる指、ある程度痛みを感じない指との差を体感します。
人によっては小指より中指の方がスライドによる痛みを感じにくかったり・・・などです。
なるべく痛みを感じにくい指でスライドできるよう、運指を工夫することも有効です。
ディストーションで練習する
エレキギターの場合、ディストーションをかけることでサステインを伸ばすことができます。
その状態で、力を入れないでスライドさせる練習をしてみてください。
また、低音弦の巻弦より高音弦の方が擦れる負担が少なくなるので、高音弦を使ったスライド練習もお勧めです。
アコースティックギターの場合はディストーションをかけることは難しいですが、まずは高音弦を使ってスライドの練習をしてみましょう。