エレキギター、弦の太さはどれがいい?自分に合ったゲージを選ぼう!
名古屋の音楽教室「REAL PLAYER’S SCHOOL」です。
エレキギターの弦はどのような太さがベストなのでしょうか?
各メーカーが様々なゲージをリリースしており、細いセットでは1弦が008からスタートするセット、太いセットでは1弦が013からスタートするセットもあります。
これらのセットは、演奏するスタイルによってある程度適しているゲージの範囲があるため、今回はそれらを解説していきます。
目次
エレキギターの弦の太さによる音の違い
まずは、エレキギターの弦の太さによる音の違いの傾向を知りましょう。
大雑把に説明すると、よりゲージの大きい(太い)弦になれば、強いピッキングでも弦のピッチが狂わないので、より芯のしっかりした強い音が出せます。
逆に、よりゲージの小さい(細い)弦になれば、シャリシャリキラキラした繊細な音になります。
ちなみにアコースティックギターの場合も、やはり同様の違いがあります。
演奏性の違い
上で説明した音色の違いだけでなく、エレキギターの弦の太さによって演奏性が大きく違ってきます。
弦が太ければ、強いピッキングをしてもコードの各音の発音(イントネーション)が狂いにくいため、コードを強くストロークする、ロック、ブルース、ファンクでそのメリットを発揮します。
また、コードの各音が押さえる指の力でシャープするなど狂いにくいため、ジャズ、フュージョンなど、複雑なコードを扱う際にそのメリットを発揮します。
反対に弦が細ければ、フレージングの際に左手のタッチを軽くしやすいので、シュレッド系ギタリストが好む傾向があります。
また、低音弦でのリフ演奏時のビブラートやハーモニクス+ビブラートもかけやすいために、リフ主体のプレイでも弦の太さを細めのセットにする事もあります。
自分に適したゲージの探し方
上記の特徴を参考にしつつ、自分が演奏したい音楽をストレスなく演奏できるかどうかで、弦のゲージ(太さ)を考えましょう。
例えば、チョーキングをする場合、太めの弦のセットでは手に負担がかかります。
また、弦のストローク、ブラッシングを多用するファンク系音楽で細い弦のセットを使うと、弦が切れまくってしまい、音楽に集中するどころではありません。
演奏したい音楽を基準として、音の太さや安定感を求めるならより太いセットを、軽いタッチのフレージングを求めるならより細いセットを試していくと、最終的に自分に合ったゲージが見つかります。
なお、弦のゲージを変える時にはネックの反りも生じる可能性があるので、大幅なゲージチェンジをする場合、リペアショップなどでネック調整も同時に依頼するのがいいでしょう。